8代将軍吉宗の亡き後、赤面疱瘡の撲滅のため、その遺志をついだ人々が立ち上がる。 Season2として再開した『大奥』11話(「医療編」1話)を、ドラマを愛するライター・釣木文恵と、イラストレーターのオカヤイヅミが 振り返ります。
Season1のおさらいはコチラ→前編、後編
🎨CULTURE
考察『大奥 』 11話。医療編の幕開け
感謝と好意で好転してゆく人間関係は、赤面疱瘡の撲滅に繋がるか
考察『大奥 』11話(Season2 医療編1話)
世紀の難題に挑む
「医療編」スタート!
性別、人種、身分。21世紀の世であっても、「違い」はすんなりとは受け入れられない。ましてや250年前、日本が鎖国していた江戸時代ならなおさらのこと。そんな中で『大奥』医療編の幕開けでは、周りと「違う」登場人物が少しずつ受け入れられて行く様子が描かれていた。
よしながふみのマンガを原作とした男女逆転版『大奥』。今年1〜3月のSeason1では初の女性将軍となった3代家光から5代綱吉、そして8代吉宗の愛と人生が描かれた。Season2「医療編」(コミック版原作では8巻後半から)では、吉宗の思いを継いだ田沼意次(松下奈緒)の命によって男子のみが罹る疫病、赤面疱瘡の根絶に挑む人々の姿が紡がれる。
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Edit: Yukiko Arai