今気になるのは、確かな哲学が感じられるコンセプトショップ。自由なスタイルで運営される店は、会話が生まれる新しい場所。つい長居してしまう、心地よい空間を営むショップオーナー・ディレクターに話をききました。
🎨CULTURE
私のショップフィロソフィー vol.3
「S( )」オーナー 苅田梨都子
「S( )」オーナー
苅田梨都子
「インテリアデザイナー、佐藤裕樹（saiku）と一緒にオープンした店舗兼事務所がこのスペース。〈RITSUKO KARITA〉を販売したり、知人を募ってPOP-UPイベントを行っています。ブランドをスタートした時から、“衣食住”の一部としてファッションを表現していきたいという想いが強かったんです。『あつまれ どうぶつの森』の中で、喫茶店を訪れたり、服をデザインしたり、部屋のインテリアを模様替えするようなイメージといいますか（笑）。そんな私の理想を叶えてくれるのがこの場所。お客様にはお茶菓子を持参していただくか、入場料のお支払いをお願いしており、大きなテーブルを囲んで座り、ゆっくりお茶を飲むことで、新しいコミュニケーションが日々生まれています。座ると自然とくつろげるもので、知らない人同士が仲良くなったり、お喋りが止まらないこともしょっちゅう。私自身、お茶と茶器が大好きなので、おもてなしできる時間に幸せを感じるんですよね」
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Photo_Taisuke Nakano Text&Edit_Sakiko Fukuhara
