カセットテープのアートワークに注目
🎨CULTURE
出版、音楽レーベルがつくる服とアート
enmossed
The photographer is Gustavo Saiegh.
再生するメディアとしてだけでなく、アートとして部屋に飾りたくなるアイテムをリリースするのが、アメリカ・ノースカロライナ州の実験音楽レーベル「enmossed」。毎月のように発表される作品のなかで目を引いたのは、カナダのMark Templetonによる『Inner Light』（左）。ノスタルジックで儚い楽曲にもリンクするように、暗闇の中で輝く月が浮かび上がる。ベルリンを拠点とするJake Muirの『enmixed』（中央）は、海や大地などの自然を彷彿とさせるデザインに。空の雲模様を曲にしたSachi Kobayashiの『Cloud in the Sky』（右）は、カセットの中で青空と雲が美しく混ざり合っているよう。製作の際に、可能な限りリサイクル素材を使用しているのも支持したい理由。国内では兵庫「Tobira Records」、北海道「Oven Universe」で取り扱う。
yaci
シルクスクリーンで“♪”モチーフをいつもそばに
巨大な音符がドン♪ドン♪とプリントされた服を作るのは、フォトグラファーのジュリアン、グラフィックデザイナーのコーダイ、編集者でDJの和田の3人からなる出版レーベル「yaci」。Tシャツやスウェット、デニムやジャージーなど、それぞれを彩るようにシルクスクリーンで施された「♪」は、見るだけでも気分を上げてくれる。「メッセージのやりとりなどで普段から音符の絵文字を使っていて。同モチーフのアイテムを集めているうちに、自分たちでも作りたくなったのがきっかけです」。東京の各地で定期的に主催するパーティやイベント出展時に購入できる。11月28日〜12月1日開催の「TOKYO ART BOOK FAIR 2024」では、オリジナルZINE『you are eye』と一緒に販売予定。そのほか最新情報は彼らのインスタグラムで要チェック！
Text_Nozomi Hasegawa
