俳優、音楽家、クリエイターなど16名にアンケート。幼少の思い出、メンタルの支え、お気に入りの名ゼリフ…。エピソードが詰まったマイディアが集まりました。＃スポーツラヴァーに訊く最愛エンタメ32選！
🎨CULTURE
魅力が常に更新される。写真家・遠藤文香が愛する漫画＆ドラマ
スポーツラヴァーに訊く最愛エンタメvol.13
常に更新されるスポーツものの魅力
バレー部だった学生時代に触れて共感した漫画や、最近の異色ドラマなど幅広い方向性の作品をセレクトした遠藤さん。「『ピンポン』は、スポーツ漫画でありながら人生そのもののよう。努力と才能の残酷な現実などにリアルに共感します。野球好きの友達と一緒にハマっていた『おおきく振りかぶって』は、天才バッター田島のことがとにかく大好き（笑）。部活を通じて感じる喜びや悩みが描かれています。『サンクチュアリ』は、相撲という伝統競技を題材にしながらも笑いあり涙ありの泥臭い人間ドラマが展開され、つい3周もしちゃいました！」
『サンクチュアリ -聖域-』（23）
神秘に包まれた国技の内側は
小瀬清は金と名声を得るために相撲部屋に入門。だが次第に、神事に起源を持つ競技に敬意を払うようになる。相撲の身体性と精神性を緻密に描き、角界の新たな可能性をも感じさせる意欲作。
監督＿江口カン
Netflixシリーズ独占配信中
『おおきく振りかぶって』（03）
弱気な投手を主人公に甲子園目指す
中学で他の部員に疎まれ自虐的になった三橋廉だが、高校では新設野球部に入部。仲間たちと甲子園優勝を目標に掲げる。いわゆる「スポ根」でない設定が当時新風を吹き込んだ。作＿ひぐちアサ（講談社）
『ピンポン』（96）
卓球に魅了された5人の行方は
本アンケートでも回答頻出の名作。実力に自惚れるペコ、隠れた素質を持つスマイルのほか、ドラゴン、チャイナ、アクマが高校卓球界で切磋琢磨。上のセリフは遠藤さん選のペコの一言。作＿松本大洋（小学館）
💬この星の一等賞になりたいの、俺はっ！！−ペコ（星野 裕）−
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遠藤文香
えんどう・あやか>> 1994年生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科デザイン専攻修了。写真新世紀2021佳作入賞（オノデラユキ選）。自然と人為との曖昧な境界や、アニミズム的感覚に注目し、幻想的な作品制作を続ける。趣味は卓球。
Photo_Kanta Torihata Text_Motoko Kuroki
