日本を代表する有名画廊やギャラリーが多く集まるエリア、銀座。ここ最近はラグジュアリーブランドがアートを店舗に取り入れる例も増えてきた。ぶらりと歩き回るだけでいろんな芸術に触れられる、今秋おすすめの場所を紹介！＃秋のアート散歩案内
🎨CULTURE
美術館のようだと話題の「ティファニー 銀座」。その見どころは？
秋のアート散歩案内
7月11日にオープン以来、まるで美術館のようだと話題で持ちきりの「ティファニー 銀座」。5フロアにアート作品が50点以上、そのどれもがハイクオリティなのだ。有名どころではダミアン・ハーストにアンディ・ウォーホル、ジェニー・ホルツァーと枚挙にいとまがないほど。中にはこのティファニーのために制作されたコミッション・ワークもあるという贅沢さ。多くの作品がティファニー ブルーをイメージしたもので、ピーター・マリノによる洗練されたインテリアに調和している。美しいジュエリーにため息をつきながら美術鑑賞までできてしまうなんて一挙両得。和紙やアルミ箔を使った天井や、1階から2階へのガラスの階段などもさながら工芸品のようだ。
1階のエレベーター前には、ダミアン・ハーストがこの店舗のために制作した［Tiffany Superb］。タブローに剝製の蝶が舞う。
4階のカフェの壁面にはサラ・チャールズワースの写真作品。
地下1階、ピーター・マリノの作品［無題］はオードリー・ヘプバーンの肖像にティファニー ブルーのペインティングを重ねたもの。
4階のホームコレクション。壁面にジュリアン・シュナーベルの平面作品［Lake in the Engadin］、手前に［Table Set］。
2階エレベーター前にドナルド・ジャッド［無題］。照明に照らされてティファニー ブルーの影が落ちる。Donald Judd Art ©2025 Judd Foundation / Artists Rights Society (ARS), New York.
1階から2階へ上がる階段の壁面には、二の丸庭園の自然にインスピレーションを得たデジタルパネルに〈バード オン ア ロック〉の小鳥が飛び交う。Immersive Moving Fresco by Oyoram, “Visual Composer”.
1階、ミケランジェロ・ピストレット［Color and Light］。ミラーに抽象模様が散らされた作品。
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TIFFANY GINZA
ファサードデザインは建築家・青木淳、内装はピーター・マリノ。地下1階と地上4階の5フロア。
住所＿東京都中央区銀座6-9-2
tel_03-5005-0108
営業時間＿ 10:30〜20:30
定休日＿不定休
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Photo_Ryuichi Adachi Text_Mari Matsubara
