2025年12月5日(金)から12日(金)まで、フォトグラファー松原博子さんの展示『A POINT OF VIEW』が開催。ジュエリーブランド〈ララガン/R.ALAGAN〉が運営する「R.ALAGAN boutique & gallery」が会場に。
フォトグラファー松原博子による展示『A POINT OF VIEW 飾るということ。』
ジュエリーブランド〈ララガン〉とコラボレートした小さな額縁

2025年の春にオープンしたジュアリーブランド〈ララガン〉のスペース「R.ALAGAN boutique & gallery」。アートや工芸との結びつきを深め、さまざまな価値観を共有する場として始動した。そして、初めてこのスペースで展覧会が開催される。第一弾を彩るのは、GINZAでもお馴染みのフォトグラファー松原博子さんだ。
『A POINT OF VIEW 飾るということ。』と題し、さまざまな場所で撮影した風景のプリント写真を期間限定で展示販売する。ジュエリーブランド〈ララガン〉と共に制作したのは、シルバーの小さな額装。
家族写真に親しみを持つ松原さんの「どことなく懐かしさを感じるヴィンテージライクなフォトフレームを作りたい」というリクエストからデザインされた作品。そのほか、親交のある作り手たちと共に陶器、アルミや木で作った“小さな額縁”の表現を広げていったという。小さな窓を覗き込む感覚を通して、撮る側の視点や見る人の視点、置かれる状況や隣り合わせの存在、それをどんなふうに見つめるのか。そして見る人の視点が、存在をどう捉えるのか、を探究している。
「ものごとは、同じ一人の人間が見ても、いつ、どこで、どんなふうに見つめるかで大きく違って感じられます。目の前の写真がどんな写真であったか、ということの中に、どんなムードの自分が見つめたか、というその時の自分自身が含まれている、とも言えるのかもしれません」と松原さん。
小さな窓を通して、新たな自分を発見できるかもしれない。
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松原博子
まつばら・ひろこ>>京都生まれ。戎 康友氏に師事し、2009年に独立。ファッションフォトグラフィーを中心に、雑誌や広告などで活躍する。2021年にアーティスト Sofia Fanego の身体を被写体とした写真集『mono』『mono ii』、2025 年にガラス作家・山野アンダーソン陽子とそのガラスを撮影した『liquid』を自らの手で刊行。
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『A POINT OF VIEW 飾るということ。 HIROKO MATSUBARA』
開催日_12月5日(金)〜12日(金)
時間_12月5日(金)・6日(土)12:00〜19:00、12月7日(日)〜12日(金)12:00〜18:00
場所_R.ALAGAN boutique & gallery
住所_東京都渋谷区神宮前 2-5-4 SEIZAN 外苑 103
休_月・火
Text_Nico Araki


