今度は戦国時代からタイムスリップ!?洋輔(松田龍平)がタイムマシンの開発に挑む、金曜ナイトドラマ『探偵さん、リュック開いてますよ』(テレ朝 毎週金曜よる11:15〜)4話を「物語」を愛するライター・青島せとかとイラストレーター・まつもとりえこが振り返ります。
3話レビューはコチラ。
*レビューはネタバレを含みます。
戦国時代から来た男が教える日常のかけがえなさ

今度は戦国時代からタイムスリップ!?洋輔(松田龍平)がタイムマシンの開発に挑む、金曜ナイトドラマ『探偵さん、リュック開いてますよ』(テレ朝 毎週金曜よる11:15〜)4話を「物語」を愛するライター・青島せとかとイラストレーター・まつもとりえこが振り返ります。
3話レビューはコチラ。
*レビューはネタバレを含みます。
3話に引き続き、いやそれ以上に「何見てたんだっけ?」感のある場面から4話はスタートした。3話はシリアスなミステリーの雰囲気たっぷりに始まったが、あくまでも洋輔(松田龍平)の住む西ケ谷温泉の世界だった。しかし今回は、何しろ戦国時代だ。
雷雨のなか、敵軍が迫っていることを告げるのは真田幸村(濱田岳)。それに真田十勇士の面々が自身の名前と特徴を交えて呼応する。5人目くらいまではよかったが、「私、海野六郎が立てた作戦通りに動いてくださいよ」あたりから無理やり名前を入れた感が強まり、残りはもう普通に名前を言ってしまっている。この一人ひとりを紹介する感じ、どこか2.5次元ミュージカルのオープニングの雰囲気もある。
戦国時代で「11人いる!」ならぬ「9人しかいない!」ことが判明し、舞台は現代の西ケ谷温泉へ。真田十勇士のひとり、穴山小助(三河悠冴)が町の共同浴場・葵の湯から現れる。何かのきっかけでタイムスリップしてしまったのだ。弓を引き絞りながら町を歩き回り、ようやく僧侶(谷川昭一朗)に手厚くもてなされた、と思いきや通報される小助。春藤(光石研)経由で小助を押し付けられたのが洋輔だ。
ここで、3話が効いてくる。元々あらゆるものを受け入れるタイプに見える洋輔のみならず、清水(大倉孝二)や室町(水澤紳吾)も3話でクイズ王の幽霊を見ているから、タイムスリップしてきたことをすんなりと信じる。ラストで真田幸村の亡霊が現れた時も同様だ。クイズ王は実態がなく、声帯がないから声が聞けなかったが、同じ湯に浸かっているから今回はすんなり声が聞こえる、という理屈をナチュラルに説明してくれる清水と洋輔。視聴者も妙に納得してしまう。それにしても真田は数百年先の世に家来が馴染んでいるという状況を受け入れるのが早かった。さすが名将といったところか。
Edit_Yukiko Arai