映画のキャラクターからインスパイアされた装いで、〝チャーミングバスターズ〟が都内の名画座、ミニシアターを訪問。愛する映画の話、映画から影響を受けたファッションについて、GINZAに語ってくれました。
私の定番は『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』の子役ファッション:モデル・LONO

LONO (モデル)
as Margot
『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』(01)
「マーゴは捻くれ者だけど、みんなからモテモテ。今日はずっと憧れていた彼女のスモーキーアイに挑戦しました。ポロシャツワンピとローファーは古着屋さんで見つけたもの。ウェス・アンダーソン監督の作品もそうですが、くすっと笑えて、ブラックなユーモアが利いた映画に心惹かれます。その系統で言うと『トイズ』(92)や『ビッグ・フィッシュ』(03)、『ブリグズビー・ベア』(17)も好き。ファンタジーの要素もあるけど、どこか不可思議(笑)。普段の生活では出合えないような発想って面白いし、自分自身をインスパイアしてくれますよね。ファッションでは子役を参考にすることが多いです。ちょっとファンシーでキッチュな色味が私の定番かな」
チャーミングバスターズとは?
90年代のアメリカで使われたスラング。女の子がなぜか惹かれてしまう人気者の男の子のこと。ジェンダーレスな今、おしゃれでその存在が魅力的なGINZAガールズを敬意と親しみを込めてチャーミングバスターズと呼んでいます。
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LONO
1992年、兵庫県生まれ。多数のファッション誌で活躍するほか、ファッションブランドの広告、CMに出演中。ロングヘアと透き通るような白い肌がトレードマークのイットモデル。
@ギンレイホール
ロードショー後の話題作や秀作を独自のセレクトで2本立て上映する名画座。「ギンレイ・シネマクラブ」に入会すると1年間映画が見放題。今夏よりオールナイト「午前0時のフィルム映写会」が復活。
住所: 東京都新宿区神楽坂2-19
Tel: 03-3269-3852
休: 無休
www.ginreihall.com
Photo: Satomi Yamauchi Text&Edit: Sakiko Fukuhara