中国・上海から来日していた気鋭のデザイナー、ユェチ・チ。ラフォーレ原宿内のGR8ではイベントが行われ、エクスクルーシブアイテムもリリース。「実は、結婚式も日本であげたの!」と話す、東京ラヴァーの彼女を取材しました。
気鋭のデザイナー、ユェチ・チと仲間たち
「今日着ているジャケットとスカートには、復讐の意味を持つ黒百合のプリント、ロックなパートナーのトーマスからインスパイアされた安全ピンにはハートビーズが通されています。2022年秋冬のテーマが“リベンジ”だったんです。毎日のスタイリングは、その日会う人、行く場所に応じてチェンジ。もし神保町に行くなら、今日みたいな格好はしません(笑)。東京の女の子たちが〈ユェチ・チ〉をどうスタイリングするかに興味津々!今、中国では静かに反抗的なファッションが流行っているように感じますが、日本人の着こなしはクリエイティブでキュート。その多様さを見るのが楽しいです。久しぶりの東京で、遠隔でやりとりしていたEnaやYoshiにも直接会えてうれしい。ブランドの根底にあるテーマは“愛”で、ハートモチーフがシグネチャーです。最初のインスピレーションは祖母からもらったハート型の翡翠のネックレス。中国の若者はおしゃれでないからと翡翠を身につけることを好まなかったりしますが、私の場合、三世代で受け継がれてきた“愛”の石から、〈ユェチ・チ〉が始まったんです」
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ユェチ・チ
セントラル・セント・マーチンズ、ニットデザイン科を卒業。2019年に〈YUEQI QI〉を設立し、20年春夏に上海ファッションウィークでデビュー。撮影日は偶然にも彼女の誕生日!花束を手にトーマスは登場し、ハッピーなお祝いムードに。Instagram→ @_yueqiqi