久しぶりに大きな潮流が生まれた今季。キーワードを学んで備えておこう。#2025年春夏コレクションレポート
25年春夏のキーワードは「スポーティな味付け」
コレクションレポート vol.1
キーワードは
「スポーティな味付け」
水着やサイクリングショーツ、スキーウェア、バレエの練習着など。スポーツアイテムをミックスマッチ。
Louis Vuitton
会場には、ブランドのルーツであるトランクを積み重ねたランウェイを設置。水着やサイクリングショーツを思わせるアイテムが用いられ、ボリュームのあるシルエットや1980年代を彷彿とさせるプリント、クリスタルの刺繡など、時代やジャンルを超えたさまざまな要素と大胆に交錯させた。アーティスト、ローラン・グラッソによる[Studies into the Past(過去への探究)]と題された絵画作品シリーズから5点を厳選し、再構築したピースも。
Dior
1951-52年秋冬 オートクチュールの「アマゾーヌ」ドレスから古代ギリシャ神話で語られる女戦士部族「アマゾーン」に思いを馳せた。その現代版としてアーチェリーを用いるアーティスト、サグ・ナポリが起用され、会場のセットと矢を放つパフォーマンスからなる作品を披露。コレクションは水着やバイカースタイル、スキーウェア風のアイテムなどで構成され、70年代初めのアーカイヴのプリントを元にした、「DIOR」ロゴにつながるラインもあしらわれた。
Text&Edit_Itoi Kuriyama