ワラビーやデザートブーツなど、世界中で愛される〈クラークス〉。不朽の名作と言われながら、近年では新鋭クリエイターやミュージシャンとのコラボでも注目が集まる英国を代表するシューズメーカー。そんな“変わらないために変わり続ける”魅力にあふれたアイテムを200年に渡り生み出す、イギリス・サマセット州の本社に行ってきました。
ワラビーやデザートブーツなど、世界中で愛される〈クラークス〉。不朽の名作と言われながら、近年では新鋭クリエイターやミュージシャンとのコラボでも注目が集まる英国を代表するシューズメーカー。そんな“変わらないために変わり続ける”魅力にあふれたアイテムを200年に渡り生み出す、イギリス・サマセット州の本社に行ってきました。
ロンドン中心部から車で約3時間。フェスで知られるグラストンベリーに近い、自然美あふれる広大な地に位置する本社には、デザイン、マーケティング、品質管理などの機能が集まる。靴の木型の制作を今も手作業で行なっているスタジオもあり、伝統を感じさせる。
創業者はサイラスとジェイムスの兄弟。1825年に手がけた、シープスキンのスリッパが快適な靴作りの始まりとなった。当時の、靴は「履く」というより、足を「包む」ものであるべきという2人の哲学が、今も引き継がれている。そんなクラーク兄弟の信念が形となって引き継がれているとも言えるのが木型。クラークスの全てのシューズは手作業で生み出された木型をもとにされ、そこに最新のテクノロジーや素材を組み合わせることで、現代にフィットしたプロダクトとして評価されている。
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