富ヶ谷「エスメラルダサービスドデパートメント」で“編んで・測って・売る”
Graphic design_Morio Deguchi Project run by TALK NONSENSE©
2025年2月24日(月・祝)まで、富ヶ谷の「エスメラルダサービスドデパートメント／Esmeralda Serviced Department」で、〈トークノンセンス／TALK NONSENSE〉によるワークショップが開催中。家庭用編み機を使い、ヴィンテージセーターから再生した毛糸と新しい毛糸をブレンドしながら、オリジナルの柄を作る過程を公開。来場者も実際に機械に触れ、糸を編む体験ができる。
2024年に設立されたニットブランド〈トークノンセンス〉は、東京を拠点に活動中。昨年11月より、“Unravel and Re-knit／解いて編んで”を意味する『U-A-R-K』というワークショッププロジェクトを始動した。小さな部屋から始まったこの企画は、さまざまな場所へ拡張しながら、プロダクト、ユーザー、メーカーの間に新たな関係性を築く機会を模索している。民主的で共同的な制作手法を探求する試みだ。
「私たちは、このプロジェクトが今日の社会を動かす“過剰さ”を和らげ回復を促し、時には足るを知ることの豊かさを見いだす。そんな価値観を広げていけることを願っています。そして、その結果として、ユニークで独特なニット製品が 生まれることを期待しています」とデザイナーは話す。
今回の会場となったのは、富ヶ谷のセレクトショップ「エスメラルダサービスドデパートメント」。最初の3日間は家庭用編み機を使って来場者も参加できる公開制作。最後の2日間は、完成した作品を来場者の好きな長さで測り売りし、その場でマフラーやハンドウォーマーに仕立ててもらえる。
最後の2日間で測り売りされるハンドウォーマーのイメージ。10cm単位¥2500〜
最後の2日間で測り売りされるマフラーのイメージ。10cm単位¥1000〜
人が集う場所で生まれるニットは一体どんな作品になるのか。そして制作現場に関わることでなにが生まれるのか。ユニークな取り組みに目が離せない。
日程＿2025年2月20日(木)〜2月24日(月・祝)
時間＿12:00〜19:00
場所＿Esmeralda Serviced Department
住所＿東京都渋谷区富ケ谷1-37-2
【Session A : ここで編む】
日時＿2月20日(木)〜2月23日(日)15:00
家庭用編み機を使い、ヴィンテージセーターから再生した毛糸と新しい毛糸をブレンドし、オリジナルの柄を作る過程を公開。 来場者も制作体験ができる。
【Session B : ここで測り、ここで売る】
2月23日(日)16:00〜2月24日(月・祝)
完成した試編みニットを来場者と共にその場でカットし、マフラーまたはハンドウォーマーに仕上げ販売。
＊予約不要
＊なくなり次第終了
Text_Nico Araki
