有機的なフォルムのバッグを生み出したデザイナーの榎本紀子さんが、新たにジュエリーブランド〈ガルブ/galbe〉を立ち上げた。榎本さんがこれまで追求してきた“実験的な膨らみ”や“美しい曲線”が表現されたジュエリーは、モダンでオブジェのような佇まい。山口県のレストラン兼ホテル「maison owl」にて行われた発表会で榎本さんに話を聞いた。
👗FASHION
榎本紀子のジュエリーブランド〈galbe〉がデビュー
曲線美を追求したピアスやネックレスに一目惚れ!


日常に馴染む7つのコレクション
バッグブランド〈nori enomoto〉を主宰しながら、この秋、新たにジュエリーブランドを立ち上げた榎本紀子さん。ヨーロッパの邸宅の鉄格子や裁縫に使うまち針などをモティーフにした作品は、やわらかな曲線がエレガントであると同時に、シャープな強さも持ち合わせている。今回、ジュエリー制作に取り組むことになったきっかけは?
「バッグ作りは、心地いい曲線と物を入れるという機能性を掛け合わせて化学反応を起こせることが魅力です。次第にもっと形のみにフォーカスして実験的な創造ができないかなという思いが生まれ、そこで行き着いたのがジュエリーでした。また、私はまもなく30才になるのですが、ちょうど貴金属を身につけ出す年頃だと思います。同じ世代の人たちに向けて、ジュエリーのスタートラインに立てるようなものづくりをしてみたくなり、3年ほど前にプロジェクトを始動させました」。
デビューコレクションは7つのテーマで構成され、ピアスやネックレス、リングが展開される。素材はスターリングシルバー、イエローゴールド、プラチナまで幅広く、様々なスタイルやシーンで活躍しそうだ。
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