🍴FOOD

京都で地元民に愛される、おばんざいの店「うたかた」

和な京都を味わい尽くす vol.6

21 Dec 2025

京都の和食というと、懐石料理店や高級割烹が思い浮かぶが、それだけじゃない。おでん、汁もの、寿司、釜飯…と、京都らしさがリーズナブルに味わえる新旧の和食店をご紹介します。#和な京都を味わい尽くす

「地元民をうならせていると評判で信頼がおけます」（エディター・石井愛子）。なすにしん ¥1,300、てっぱい ¥700、鴨ロース入りのポテトサラダ ¥900。日本酒は、京都「蒼空」や山形「十四代」などの銘酒ぞろい。1合 ¥1,400〜。

新大宮商店街のほど近くに築100年の町家が佇む。有田紀子さんが料亭の女将を経て、おばんざいの店を開いたのは2000年。「地元の上賀茂の野菜を主にしてお作りする、昔ながらの京都のおかずです」。人気の「なすにしん」は、しっとり煮上げたニシンが優美な味わい。京都らしい白味噌仕立ての「てっぱい」にローストビーフ、春巻まで、有田さんお手製の一品を、豊富にそろう日本酒と。町家の心地よさも手伝って、ほっこり酔わせてくれる。