きっともう薄々お気づきでしょう。
いるものといらないもの、合う人と合わない人がハッキリ分かれている、と。
ただ、肌で感じることと頭で理解していることにズレが生まれやすいのです。たとえば、昔からの長いつきあいの友達。これは、一生の宝だとよく耳にします。でも、本当にそうでしょうか?
ずっと一緒にいるから遠慮がなくなる、知り合った当初の力関係が絶対ルールで残っていく、欠点も無条件に受け入れるしかない……。
人の一生が土地に縛り付けられ、家に紐づけされていた頃の昔の価値観だと思うのです。古い占いを紐解いていくと、「故郷を離れていく相」みたいな表現が出てくるのです。つまり、その当時は生まれ育った場所から切り離されるのは、非常にレアなこと。女性の嫁入りは別ですよ?
そんな時代には昔からの人間関係、受け継がれてきたものは、最上の幸運を意味したでしょう。
でも、もう時代は変わったのです。いらなきゃ、捨てていいのです。