会話のラリーがどこまでも続くかのような、なんとも息の合ったふたり。14年ぶりの共演作は、三陸の町に移住したサラリーマンが巻き起こすあれこれを描くヒューマンコメディ『サンセット・サンライズ』(1月17日公開)だ。“笑い”や“明るさ”がキーとなったその舞台裏とは?
💭INTERVIEW
映画『サンセット・サンライズ』菅田将暉×井上真央インタビュー
三陸ロケで“子ども返り”?自然と笑顔に包まれた撮影秘話

——舞台は三陸地方にある架空の町、宇田濱町。菅田さんが扮するのは、釣り好きが高じてコロナ禍に東京からお試し移住してきたサラリーマン、晋作。井上さんは晋作の大家で、町役場で空き家問題を担当している百香を演じています。気仙沼で撮影したとのことですが、その前に岸善幸監督と何か話す機会はありましたか?
菅田 岸監督には過去2本の映画(『二重生活』『あゝ、荒野』)でお世話になり、もともと「次は笑える作品がいいですね」みたいな話をしていて。その流れでこのお話をいただき、それからは意外とあまり会っていないかも。撮影前にという意味でいえば、釣りや魚をさばく練習はしましたけど。井上さんと今回、都内で最初に会ったのもさばき練習の時かな。……あ、でも衣裳合わせで、釣りの所作については監督からすごく言われました。“地元に溶け込んでいる感”や、“釣りが好きな人感”を「大事にしたい」と。
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[衣裳クレジット_菅田将暉] コート¥165,000、シャツ¥129,000、パンツ¥153,000、ブーツ¥146,000(すべてルメール|エドストローム オフィス tel_ 03-6427-5901)
Photo_Koichi Tanoue Styling_Chie Ninomiya (Suda)、Mie bon Minagawa (Inoue) Hair & Make-up_ AZUMA (M-rep by MONDO artist-group / Suda)、Yuko Aika (W / Inoue) Text&Edit_Milli Kawaguchi