ゴールデンウィークに友達が日本からやってくる! 最近は、どこに行くのがいいかな、なんて相談されることも多いけれど、いつだって興味のあるものが似ているひとと一緒に街を回るのは楽しい。「このレストランを予約して、あのショップは移転したばかりだから行ってほしいなぁ」なんて考えていたら、極私的なトラベル・プランができました。今、ニューヨークでしたい10のこと。GWにNYを訪れる予定があったら、ぜひご参考に!
1. やっぱりホテルが好き。「The Beekman, a Thompson Hotel」に泊まる
空前のAirbnbブームが続いていますが、1泊くらい、やっぱり素敵なホテルに泊まりたくないですか? ということで、今、絶対にオススメしたいのが、「The Beekman, a Thompson Hotel」。1881年に建てられた高層ビルを大規模リノベーションして、昨年9月にオープン。一歩足を踏み入れた瞬間、まるでタイムスリップしたような古き良き趣とインテリアのセンスの良さに、も〜うっとり。「なんだよ〜もうホテルは手配しちゃったよ!」という方は、併設されているアメリカン・レストラン「Fowler & Wells」系列の「The Bar Room」へ。ここなら、予約無しでもフランクに立ち寄れる。ティータイムからカクテル、軽食も楽しめるので、ブレイクタイムにぴったり。9階に渡る吹抜空間で、贅沢なひとときを!
(Photo Courtesy of The Beekman, a Thompson Hotel)
The Beekman, a Thompson Hotel
123 Nassau St, New York NY 10038
TEL:212 233 2300
営:The Bar Room/10:00〜24:00 (木ー土〜翌1:00)
休:無休
2. 「Otherwild NY」のショッピングでふと考えるフェミニズム
「Otherwild NY」 は、昨年11月にオープンしたLGBTQやフェミニズムをテーマにしたお店。グラフィック・デザインスタジオが手がけているので、ポスターに、雑貨、下着や洋服など、どのアイテムもユーモアたっぷりでセンスの良いセレクションのものばかり。なんか頭でっかちに考えがちな人権や、LGBTQやフェミニズムというトピック。でも、ニューヨーカーたちは、Tシャツやピンなど、もっと身近なところから自分たちのメッセージをかわいくクールに発信しています。「思っていても、表現しないと何も伝わらない。なんでもやってみたらいいよ!」というのは、引っ越してきたばかりのころ、NYの友達に言われたひとこと。そんな風にゆるく自由な雰囲気が詰まったこちらは、お土産探しにもぴったり。
Otherwild NY
35 E. 1st St, New York NY 10003
TEL:646 684 3152
営:12:00〜20:0
休:無休
3. 「Picture Room」で初めてアートを買ってみる
ノリータ地区にあった小さなアートショップ「Picture Room」が、4月にブルックリンハイツにお引越し。拡大されたスペースには、ポスターやアートワークが壁一面に並んでいて、まるで小さなギャラリー。彼らが扱うのは、若手アーティストの作品や、ヴィンテージポスターなど。$10〜展開しているプライスレンジもうれしい。気負いなく、旅のお土産にはじめてのアートを買ってみるのはいかがでしょう? 先日行われたリオープニングイベントでは「Know Wave」がライブストリーミングしていたり、ライブパフォーマンスがあったり。若手アーティストの溜まり場として、定期的にイベントを開催しているのも注目です!
Picture Room
117 Atlantic Ave, Brooklyn, NY 11201
TEL:347 987 4675
営:13:00〜19:00(金&土11:00〜20:00、日11:00〜)
休:月
4. 「Dusty Rose Vintage」で古着をディグる
NYのヴィンテージショップといえば、どこも小さなお店が多く、セレクトは良くても、少し値段はお高め。そんなイメージを吹き飛ばしてくれるのが、「Dusty Rose Vintage」。基本的にホールセールといって、卸や撮影のリースを中心としているお店ということもあって、店内はラックの代わりに大きなバケツが並ぶ。倉庫のような広い店内では、古着をディグること、掘るのです。古着は出会いというけれど、ここでは気合と根性も大切。ちなみにバケツは、デニム、プリントドレス、60s/70sトップスなど、わりと細かくカテゴリー分けされているので、慣れてくると、こっちのもの! 黙々と古着屋さんのバイヤーになった気持ちで、掘り出しものを見つけてください。
Dusty Rose Vintage
251 Greenpoint Ave, Brooklyn, NY 11222
営:木〜土12:00〜19:00(日〜18:00)のみパブリックオープン
5. わーい!ペティボンの新作がお披露目@「David Zwirner」ギャラリー
No Title (And agaiyn, keeping…), 2017 (Courtesy of David Zwirner, New York)
以前のコラムでも紹介したアーティストのRaymond Pettibon(レイモンド・ペティボン)。その中でもちょこっとお知らせしましたが、彼が所属するNYの有名なギャラリー「David Zwirner」で、新作展「TH ‘EXPLOSIYV SHOYRT T」が4/29〜6/24の期間で開催。ドローイングとコラージュの作品が並ぶ本展は、当初2月予定のものが、今の時期に。GWにNYに来る日本人のためかなと思うほど、抜群のタイミングで、やった! と思わずテンションが上がってしまう。「ホイットニービエンナーレ2017」もあるし、5/4〜は、メトロポリタン美術館で「Rei Kawakubo / Comme des Garçons: Art of the In-Between」が公開されるなど、GW期間のNYはアートの見ものが目白押し!
No Title (Every great poeyt…), 2017 (Courtesy of David Zwirner, New York)
Raymond Pettibon「TH’ EXPLOSIYV SHOYRT T」at David Zwirner
519 West 19th Street New York, NY 10011
TEL:212 727 2070
営:10:00〜18:00
休:日&月
一気にドバッと10個を並べようかと思いましたが、さすがにモリモリと長くなってしまうので、こちらのテーマは2回に分けてお届け。後編はこちらから