世界的な観光地であり、女子の永遠の憧れ、京都。この街にお引越ししたライターYが、ストリートから神社仏閣まで、初心者目線で見つけた気になるモノやスポット、イケてる人たちなどなど、フリースタイルでご紹介します。前回は〈居雨/KYO〉。
着て、食して、香って楽しむ「アニエスべー祇園店」
ライターYの京都通信 チャリで回って見つけた素敵なモノ Vol.21
祇園といえば、言わずと知れた京都を代表する観光地なわけですが、一歩メインストリートを外れると、意外な驚きに満ちた街でもあるのです。例えば「永遠のフレンチシック」との出合いとか。四条通から世界中のツーリストがひしめき合う花見小路を入って、少し歩いた先を左。さっきまでの喧騒からガラリと変わって、しっとりとした花街の街並みが広がる通りに、あの〈アニエスベー/agnès b.〉のお店があるのです。オープンはちょうど一年前、2023年の春。デザイナーのアニエスさんにとって、京都は思い入れの強い特別な場所で、この街ならではのスペシャルなお店を開くにいたったのだそう。
かつてお茶屋だったという築70年ほどの日本家屋を改装。柳原照弘氏が内装を手がけています。〈アニエスベー〉が祇園に来るとこんな間取りになるのね、と見るだけでワクワク。
1階の奥に坪庭、その先にはギャラリー空間が。ちょうど私が訪れた日は写真アートイベント「KYOTOGRAPHIE」のエキシビションが開かれていました。
Photo and Text_Hiroko Yabuki