十年、二十年後にまた観たい。中条あやみさんのマイベスト映画『ライフ・イズ・ビューティフル』

十年、二十年後にまた観たい。中条あやみさんのマイベスト映画『ライフ・イズ・ビューティフル』

何度も観返しているもの、生き方の指針になっているもの。面白い作品はたくさんあるけど、「マイ・ベスト」は?中条あやみさんに、愛してやまない一本を教えてもらいました。

ライフ・イズ・ビューティフル

ロベルト・ベニーニ | 1997年 | イタリア | 117分

息子を思う父親の深い愛情の物語 父と子両方の目線で観ました

映画はすごく好きなので、雑誌などで映画特集が組まれているとつい買っちゃいます。ネットでもオススメ作品や口コミなどまめにチェックしてます。『ライフ・イズ・ビューティフル』は、〝クリスマスにおすすめの映画〟というコーナーで紹介されていて。雑誌かネットかは覚えていないんですけど、2年ぐらい前。ちょうどその頃、戦争モノに興味があったので、DVDを借りてきて観ました。ユダヤ系イタリア人の父親と息子が一緒にナチスの収容所に入れられるという悲しいお話なんですけど、収容所の辛い生活の中で、お父さんはずっと息子に「これはゲームなんだよ」と面白おかしく嘘をつき続けるんです。息子がそこで怖い思いをしないでいいように。そのやりとりがとても印象に残っています。お父さんが兵隊に捕まって連行される時に、物陰に隠れて見ていた子どもの前でおどけてみせるシーンがあるんですけど、とても切なくて。父親の愛情の深さを感じました。父親の目線と子どもの目線、両方で観ていたんじゃないかなあ。もし自分だったらどうするだろう?とか想像してみたりして。事実としてこういう時代があったわけですから、自分はすごく恵まれているんだなと実感しました。そして、自分もこのお父さんのような人間になれたらいいなーと。大変なことや辛いことがあっても、それを笑いに変えられる人って魅力的だな、素敵だなーって思うんです。また十年後とか二十年後に観てみたい。その時、自分がどう感じるのかも楽しみです。きっと成長して、見方も変わってるかもしれませんよね。

映画は時間が許す限り、週に1本は観てると思います。映画館に行くことが多くて、昔の名作の再上映を観に名画座に行ったり、ひとりで行くことも。出入り口に近い後ろの端っこの席を選ぶことが多いかな。端の方が音が良いと聞いたのと、暗いうちに出たり入ったりしたいので。だからエンディングもギリギリまで粘って、終わるであろう30秒前ぐらいに席を立ちます(笑)。

DVDは借りるよりも買っちゃうことが多いんです。レンタルショップに行って昔の映画をまとめ買いしたり。テレビで観る時もあれば、寝ながら、ポータブルをお腹の上に乗せて、イヤホンしてどっぷり浸ることも(笑)。

ジャンルで言うと、一番好きなのはファンタジー。『ナルニア国物語』(05〜10)や『ハリー・ポッター』(01〜11)などのシリーズもの。あと、アクションも結構好きで、マーベル系は絶対に観ます。最近観たのは『アベンジャーズ/エンドゲーム』(19)かな。

観た映画を忘れないように、携帯に作品と監督の名前を入れて記録しているんです。たまに観返すと、「あの頃は邦画にハマってたな」とか「ラブストーリーばっかり観てたな」とか、その時の傾向がわかるのも面白い。一番って決められないですよね。でも俳優で一番好きなのはライアン・ゴズリング。『君に読む物語』(04)とか『ドライヴ』(11)とか『ラ・ラ・ランド』(16)。彼の作品は全部観ています(笑)。

ワンピース ¥201,000(イザベル マラン | イザベル マラン)/ピアス ¥19,000(サマー | トゥモローランド)/右手リング ¥23,000、左手リング ¥24,000(共にアニカイネズ | トゥモローランド)/ベルト ¥19,000(ファイブノット | エスティーム プレス)

 


その他のマイ・ベストは

開始1分でボロ泣き⁉︎ 柄本佑さんのマイベスト映画『駅馬車』

ライフ・イズ・ビューティフル

ロベルト・ベニーニ | 1997年 | イタリア | 117分

第二次世界大戦下のホロコーストをユダヤ系イタリア人の家族を通して描いた作品。監督のロベルト・ベニーニが脚本、主演も務め、第71回アカデミー賞では主演男優賞を受賞した。(販売終了)

中条あやみ
なかじょう・あやみ

>> 1997年生まれ。2011年モデルデビュー。女優としても、映画、TVドラマ、CMなど、さまざまな分野で活躍中。

Photo: Takao Iwasawa (The VOICE MANAGEMENT) Styling: Risa Ueda (HITOME_P.45) Hair&Make-up: Yolken_P.45) Text: Satoko Muroga (RCKT), Naoko Sasaki , Mako Matsuoka, Aya Shigenobu

GINZA2019年8月号掲載

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