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松㟢翔平が予算1万円でお買い物! 東京アートブックフェア2019をレポート

松㟢翔平が予算1万円でお買い物! 東京アートブックフェア2019をレポート

こんにちは。松嵜翔平です。東京都現代美術館で開催されたTOKYO ART BOOK FAIR 2019、まるっと楽しんできました。なんと総来場者3万人超え!見きれないほどのブース数。欲しいものは無限大にありそうなので、一万円以内というルールを設けてお買い物して参りました。一緒に会場を周った写真家・信岡麻美(愛称 アズ)の35mmフィルム写真とともにお楽しみください。どうぞ最後までお付き合いいただけたら。

 

ブースは総勢300ブース。とても見きれません……。

こちらはインターナショナルゾーン。海外から沢山の作家、出版社、コレクティブが集まっています。海外のzineやグッズは、普段はインスタグラムなんかではチェックしているけれど、実際手にとれる機会は少ないので思わず目移りしてしまいます。

 

Same Paper

上海から来た〈Same Paper〉のブース。彼らは写真家と共に写真集を出版したり、展覧会を開催したり、様々なプロジェクトを企画しています。Amazineシリーズ、SAMESUNGシリーズ、Closing Ceremonyなど、バリエーション豊かなTシャツやキャップ、思わずニヤニヤしてしまう企画の数々に、沢山の人が立ち止まっていました。

 

こちらでは写真集Amazine(¥1000-)を購入!お財布は残り¥9000-です。

 

 

STOMACHACHE.

お次は先輩のイラストレーターSTOMACHACHE.氏のブースへ。GINZAの紙面でもお馴染みの彼女、力の抜けたラフでクールな手書きイラストを書いています。今回はスケッチ氏と合同でブースを開いていました。

STOMACHACHE.氏の新作zine。本名の「ともえ」が書かれた看板を集めてまとめたんですって。

この「TOMOE」zine(¥500-)も購入。残金¥8500-。

 

 

HIGH(er)magazine

山本奈衣瑠氏とharu.氏

会場を歩き回っていると〈HIGH(er)magazine〉のみんながいました。〈HIGH(er)magazine〉はファッション・政治・生活のなどのイシューをフラットに折り混ぜたインディペンデントマガジン。広告ページをいれないことで、広告主への忖度やタブーのない自由なプラットフォームを実現しています。会場では、山本奈衣瑠氏が自らディレクションしてHIGH(er)magazineのメンバーと一緒に作ったという『EA MAGAZINE』を配っていました。こちら全国のNIKE STOREでも配布しているそうですよ。

 

 

あんさんぶる

お次は事前レポートでもご紹介した〈あんさんぶる〉のブース。以前取材した通り、リソグラフやオブジェ、謎の立体作品などが盛りだくさんで並べてあります。フランスと日本のアーティストたちが自由な雰囲気で作った即席合同ブース。

作品が大人気で売り切れてしまい、会場で増刷中のイラストレーター(ginzamag.comの人気コラム「性がキレイを決める」のイラストでもおなじみ!) ancco氏。こんな臨場感溢れるシーンが見られるのも、アートブックフェアならではです。

増刷したてのリソグラフポスター集『8-UP』(¥2500-)とnanook氏のミニシール四枚(一枚¥50-)を購入。残金¥5800-ナリ。

 

・・・

 

会場を歩き回っていたら、台湾コラム「真理的朋友訪問日記」を連載していた先輩でもある、ライターの小嶋真理氏が!秘蔵本を譲っていただきました。イラストやアーティスト以外にも、テキストやコミックの作品もちらほら見つかります。

 

Animal Press

続いてこちらも事前レポートでご紹介させていただいた〈Animal Press〉のブース。残念ながら、作家のJinhee氏とBaptiste氏は来日しておらず……お目当てのマフラーもありませんでしたが、可愛いリソグラフが敷き詰めてありました。

リソグラフのポスターカードがいい感じだったので、シェアハウスの同居人にお土産として二枚購入。一枚¥400。残り¥5000-。

 

BUNNY BISSOUX

BUNNY BISSOUX〉でレオ様シール(¥100-)購入。残り¥4900-。

 

 

FUZAO STUDIO

スイス・イタリアを拠点にする〈FUZAO STUDIO〉では、一冊しか持ってきていないというこちらのイラストブック(¥500-)を買いました。僕、残り一冊とか、一冊限定とかに弱いんです。この綴じ方の雑さとかすごいカッコイイし、普通に見っけもんって感じでした。他にも、不思議な温度感のコラージュポスター集、画素数の低い旧世代のデジタルカメラで撮られた雑多な写真をまとめた写真集などが並べてあり、真面目に不思議なことになっているブースでした。残金¥4500-

 

Lucky Risograph

事前レポートでもピックアップしていて、とても気になっていた〈Lucky Risograph〉!メンバーの一人が来日していたので話を聞いてみました。「NYからは俺とVHSコレクティブのマイキーしか来ていないよ。それと公式ゲストで〈8 ball community〉が来ているみたいだね。あとはみんなロスからだよ。」とちょっぴり寂しそう。

お目当てだったリソグラフポスター(¥1,300)を買いました。やったー。残金¥3200-。

 

 

Elavator Teeth

こちらはPOPEYEでもイラストを描いている台湾在住の先輩、永岡裕介氏に教えてもらったアメリカのイラストレーター〈Elavator Teeth〉のブース。永岡さんは世界中のアートブックフェアに参加する強者で、彼とはアメリカのアートブックフェアで一緒になったそう。Elavator Teeth氏に永岡さんの話をしたら凄く喜んでいました。ちなみに永岡さんは台北在住なので今回は来れず……!こんな国境を越えた交流を感じられるのも、フェアのいいところ。

イラストブック『TEENAGE GRAPHICS』(¥1300-)を購入。同居人が喜びそうだから、こちらもお土産に。残り¥1900-なりけり。

 

・・・

ここで、一緒に周っているアズとはぐれてしまう。会場激混みです。はぐれている間に、坂本慎太郎氏のイラスト集を出版している〈PRESS POP〉にて画家の佐伯俊男氏のピンバッヂ(¥1500-、写真右上)を発見。佐伯氏は70年代に寺山修司に見初められてデビューしたアングラ画家。海外でも人気で、台湾にも根強いファンがいます。台湾の友達に、日本の好きなカルチャーを訊ねると、70-90年代のアングラカルチャーのことを出す子が多くて驚いたことがあります。一番好きな映画が『田園に死す』であったり、つげ義晴のポスターを部屋に貼っている子がいたり。お世話になっている台北の友達も佐伯俊男氏の大ファンなのでお土産に購入。喜んでくれるといいな。

 

・・・

 

偶然出くわした友達の子供にサクマ式ドロップをもらう。後ろのピンクの特設ストアはNYから来たジンのコレクティブ〈8 ball community〉。zineを投げ銭方式で売っていたよ。今年のTOKYO ART BOOK FAIR公式ゲストです。 と、もうお財布のなかは残金¥400-。歩き回って疲れちゃったし、そろそろ自分のブース〈ダイトカイ〉に戻って、自分で作ったzineを売らなきゃな〜と一時退散。

 

・・・

 

では、ここで予算一万円で購入したものをプレイバック!

 

総額¥9600-也。結構、お買い物上手かも僕。しかし、実はどうしてもやっぱり諦められないものが……

〈Same Paper〉のzine用Tシャツ!(¥6,000)最初見たときから忘れられず、予算大幅超えですが思わず購入。胸ポケットにA4サイズまでのzineを入れられるというギミックの効いた優れものです。色がとっても可愛いネ!お買い物総額は大幅にオーバーして¥15,600-。

いや〜、へとへとだけど、楽しかったTOKYO ART BOOK FAIR2019。“アートブック” と聞くとなんだか高級で自分には手が出ないかも、と思う方も多いと思うのですが、1000円以下で楽しめる本や、アーティストの掘り出し物的な作品、日々大活躍するキャップやTシャツなどのマーチャンダイジンングもたくさん見つかります。たまーに立派な作りで値段も相応に高い写真集なんかを見かけちゃって欲しくなったりもしますが、そういう本はメモしておいて、あとで専門の書店で探してみるのもOK。TABFはラフに楽しく、新しい本やアート、フレッシュな感性と出会えるのが魅力のイベントです。

 

ちなみに僕が居た〈ダイトカイ〉ブースでは、僕の作った台北zineは180部が完売。ありがとうございました。アズの撮り下ろし写真集も完売、Kotaro Hayashiの短編小説集もほぼ完売。帰りは神田の東北中華料理屋『味坊』で3日間の健闘を称え合って、乾杯。(出品する側にとっても大きなイベントなのです!)毎年終わってから、「来年は何を作って出そうかな?」とクリエイティブな気持ちをキープさせてくれる欠かせないイベントでもあります。ご来場の皆さんも出展者の皆さんも、大変お疲れ様でした!また来年。

松㟢翔平 まつざき・しょうへい

instagram: @matuzakishouhei
最近は「速いのに、とぼとぼしていて、変!」と友人に言われて、歩き方に気をつけています。

Photo: Asami Nobuoka edit: Aguri Kawashima

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