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Tiny Inventionsに聞いた、ストップモーションアニメができるまで

Tiny Inventionsに聞いた、ストップモーションアニメができるまで

数えきれないほどの思案、テストを繰り返し、方向性が定まって初めてプロダクションがスタートできる。ここでは、米国在住の注目のアーティストユニット Tiny Inventionsの大まかなプロセスを現場の写真を交えて紹介。


 

step 1 ラフコンテを描く

『Negative Space』本編に配される、家具ひとつひとつのデザイン、素材、仕様、サイズまで細かく明記されたノート。アニメーションのもとになる『Porcelain Birds』の絵コンテ。そして、ダンスシーンの動きを示した設定デザイン画。アイデアを脚本にすると同時に、それをヴィジュアル化していく作業が必要となる。長期にわたる制作の資金を集めるためにも、出資者にイメージとして伝えられるものを準備する。

 

step 2 人形とセットを作る

1日10時間以上、数カ月、こねくり回されるため、撮影用には、Ruさんが紙粘土で用意した見本をもとに、耐えられる素材や構造で技術者が作ったものを使用。写真には唇のパーツ、脇役の人形たち、お葬式会場や街のセットなども。セットの制作には、ノコギリが必須。マックスさん、Ruさんを含め、大工仕事までマルチにこなせる少人数のスタッフが現場を支えている。

 

step 3 撮影する

セットが完成したら、いざ撮影へ。シーンに合わせてライティングを行い、パペットのポージングを変えながら、アニメーションのベースとなる要素を1枚1枚写真に残していく。写真は『Negative Space』の制作風景。カメラマンのナディヌ・ビュスさんと演出するマックスさんが、撮影前のチェックをしたり、テストシュートをして照明の確認をする。

 

step 4 ポストプロダクション

撮影が終わると、編集、CGを採用した特殊効果を付与する作業へ。『Negative Space』の落ち着いた声のナレーションは、同じくアニメーション監督で二人の友人のアルバート・バーニーさんが担当(音に合わせて動きをつけるため、声優の録音は制作に入る前に行うという)。ポストプロダクションは、マックスさんによるリードで進んでいく。

 

Tiny Inventions Works

これまで手がけてきた作品は、CM、MV、オリジナル短編アニメーションとさまざま。彼らの変遷がうかがえる、6本をピックアップして紹介する。

Text & Edit: Tomoko Ogawa

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GINZA2022年9月号掲載

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