22時に開ける冷蔵庫は明日からの元気をくれる宝箱だ。ほんのちょっとしたご褒美が入っている。自分を励ますために、今日もまた扉を開ける。
バナナジュース 西村隆ノ介/くらちなつき「22時の冷蔵庫」vol.14
懐かしさで気持ちが溢れる飲みものがある。
喫茶店ではよく見かけるけれど、他のお店ではあまり見かけない。
甘いバナナと牛乳でつくるバナナジュース。
小さい頃によく親がつくってくれていた。バナナをそのまま食べることは、そこまでにすきというわけではなかったけれど、ジュースにするとどれだけでも飲めた。どれだけでも、はすこし言い過ぎかもしれないが気分はそれくらいのものだった。
今でも小腹が空いた時やごはんの置き換えでつくったりしている。
あんなにおいしいのに栄養もたっぷりだと知ってからはさらに飲む頻度が増えた。
バナナの食物繊維はお通じがよくなったり、カリウムはむくみを解消してくれたり、他にも美容効果や免疫力アップの効果が期待できたり。さらにはバナナジュースにすると安眠に誘う効果もあるのだと聞いた。
・バナナ…1本
・牛乳…200ml程度
・レモン果汁…小さじ1
(好みで蜂蜜や野菜、果物を一緒に)
バナナを丸っと一本、牛乳を注いで、レモン果汁を垂らしてミキサーで混ぜるだけ。
ガーッと10秒も回せば完成する。
レモン果汁を入れるのがポイント。変色もしづらくなるし、さっぱり爽やかなバナナジュースが出来上がる。多めにつくりすぎちゃったなという時も、いつの間にか飲みきってしまうくらい。
ヨーグルトや甘酒を加えるのもお気に入り。バナナジュースは何でも受け入れてくれる万能ジュースだと思う。
ちょっとだけ小腹が空いた夜、コップ一杯つくっておなかを落ち着かせよう。
すこしだけラムを加えるのもいいな。
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くらちなつき
広告、ウェブ、雑誌、アパレルなどを中心に活動中のファッションイラストレーター。
主なお仕事にファッションブランド「KEISUKE YOSHIDA」とのコラボレーションなど。
instagram: @natsuki_kurachi