「NISSIN FOODS Group」の社食をのぞいてみた!駅伝祭りに、スイーツビュッフェ♡ご褒美イベントも盛りだくさん。
世界初!?
株価連動型の社員食堂
ジャズの流れるカフェテリアで、バラエティ豊かなビュッフェを楽しめる。それだけでも素敵なのだが、ここ日清食品の社食「KABUTERIA」には、さらなる仕掛けが。月末の株価が前月の平均株価を上回ると〝ご褒美メニュー〟がふるまわれ、反対に下回ると〝お目玉メニュー〟が供されるという、驚きのルールが存在するのだ。「社員に、株価に対する意識を持ってもらいたい」と、昨年3月の社食リニューアル時から始まったこの試み。シュラスコ祭りや駅弁祭り、スイーツビュッフェなどすでに多くのご褒美イベントが開催され、好評を博している。一方のお目玉ヴァージョンは、おでんと揚げパンに牛乳など、質素な内容。それも役員が配膳するのだという。何ともはちゃめちゃだが、型破りな発想でクリエイティビティを追求する企業らしいユニークなアイデア。ちなみに昨年度は、めでたく目標株価を達成とか。躍進に、この「KABUTERIA」もひと役買っているに違いない。
「チキンラーメン」を発明した、創業者の安藤百福氏の研究小屋にヒントを得た「クリエイティブガレージ」が空間のコンセプト。
主なメニューは6〜7種が並ぶ日替わりのビュッフェ。この日は若鶏の胡麻照り焼きなどの総菜と、たけのこごはんと中華スープ。
平皿や飯碗はすべて特製陶器を使用。約30種の中から好みの物を選ぶ。細部に至るまで上質なものを、との考えから、この陶器に。
配膳コーナーの上には自社の株価変動を示した掲示板が。「KABUTERIA」の名は、株+カフェテリアから来ていることは言わずもがな。
日替わりで麺も用意。この日は担々麺。胡麻が香ばしく、きりっとした辛さの本格派。ランチの営業時間は11時〜14時。
世界初のインスタントラーメンであり、同社のシンボル的存在でもあるチキンラーメンのミニパックも常備。専用のマグカップで。
株価に連動して…
お目玉メニューはおでんとみかん、揚げパンなど質素…。ご褒美は告知されるがお目玉の場合は抜き打ち、しかも役員が配膳係を務める。
こちらも好評だったご褒美、全国の駅弁を集めたフェア。ご褒美とお目玉どちらかになるかは月末に決まり、イベントは翌月のどこか1日で実施される。
ご褒美の一例、シュラスコ祭り。料理人を招いて肉を焼く本格派。パティシエを呼んでのスイーツビュッフェを開いたことも。
Photo: Shin-ichi Yokoyama
Text&Edit: Kayako Nitta