大荷物は貧乏の始まり!? 荷物は最小限に――お金がたまる行動習慣vol.2

大荷物は貧乏の始まり!? 荷物は最小限に――お金がたまる行動習慣vol.2

買い物ラバーならずとも、社会人になると交際費も馬鹿にならず… いつになったら、余裕のある暮らしができるの!という嘆きを引っ提げて、お金のプロ・加谷珪一さんに教えを請いました。2回目は、バッグなど荷物について。あれもこれも無いと心配!といって、ぱんぱんに膨れ上がったバッグを持ち歩いていない?


コンパクトな荷物は、予想できる人の証

「お金持ちは荷物が少ない」という言葉をよく聞きますが、これは実は本当なんです。これまで会ったお金持ちの方は、総じて必要最低限の荷物にとどめていました。職業柄、経営者だからというのはもちろんありますが、ここでポイントとなるのは、「コンパクトにする能力」です。

会社員の場合でも営業の仕事をしていたら、資料などの仕事道具を置いて手ぶらで外回り、なんていうのは無理なのは当然で、荷物は大きくなります。コンパクトにするというのは、バッグ自体を小さくするのではなく、大切なのは、必要最低限の荷物を厳選する作業を通して、様々な無駄を省くこと。日々の予定に合わせて荷物の取捨選択をするときには、予定から、何が必要になるか、ということを逆算して荷物を予想します。この想像力こそ、荷物の大小だけでなく、様々なシーンで役に立つ能力なのです。

 

仕事のデキル人は「想像力」に長けている

想像力というものは、仕事でも垣間見ることができます。というのも、皆さんの周りに、企画が通りやすい人と、通りにくい人なんていませんか? 職場で日々、周りの人たちの言動を観察していれば、ひとりひとりの置かれた立場や、状況から、「今、この人にはこういうアプローチがいいな」「今はタイミングがよくない」「上司は忙しそうだから先読みして痒いところに手が届く資料を準備しよう」といったことが分かってきます。企画が通りやすい人は、端的に言うと、収集した情報から相手のニーズを予想して、対人折衝に取り入れているわけです。

これは仕事以外の対人関係でも同じことが言えます。自分の要望を通したいのなら、近道は想像力を鍛えることでしょう。

 

いざ、荷物の厳選作業に取り掛かろう!

荷物をコンパクトにすることの重要性はご理解いただけたでしょうか? では、実際にすぐにできる削り方をお伝えしたいと思います。

ずばり、バッグのキャパ(容量)を小さくすること! ビジネスシーンでは難しいかもしれませんが、休日のお出かけ用のバッグなら今週末から始められます。思い立ったが吉日です。小さいバッグを準備したら、そこに収まるものを逆算しましょう。ハンカチ、リップ、お財布etc.女性なら、持っておきたいものはたくさんあるかもしれません。

必要だと思うものを集めて、それがバッグに収まればいいのですが、それでは甘い。次は、それを削って、より厳選する段階に入ります。人によってアイテムの優先順位はそれぞれで良いので、「このアイテムは常識的に必要でしょ」ということは一旦気にせず、自分で優先順位を決めましょう。この作業は一見単純に見えて、自分自身のニーズを分析することにつながります。いわば、「自分プロファイリング」がここから始まるのです。想像力を鍛える第一段階として、まず自分自身のニーズと真剣に向き合ってみましょう。

 

「お金持ちはみんな手ぶら」キャバ嬢の言葉がきっかけ

形から入ることは間違っていません。少なくとも何もしないよりマシです。ある時付き合いでキャバクラに伺ったことがありました。その日はたまたま手ぶらで行ったのですが、それを見たキャバ嬢がこっそりと言ったのです。「お金持ちの方は皆さん手ぶらなんですよね」と! 冒頭でも触れましたが、確かに、お金持ちの方は荷物が少ない。というか、ほぼ手ぶら! これをきっかけに荷物の少量化を意識するようになりましたが、実感したのは「削ぎ落としたとき、とてもラク」ということ。

削ぎ落す作業をしたら、重い荷物のストレスが減るだけでなく、気持ちに余裕も生まれます。その分、自分の生活や人生について思考を巡らす、ゆとりという心のスペースが出来るのではないでしょうか。まずは形からでいいんです。ミニバッグでもミニ財布でも、お気に入りのものを見つけましょう。

加谷珪一 かや けいいち

経済評論家。仙台市生まれ。東北大学工学部原子核工学科卒業後、日経BP社に記者として入社。野村證券グループの投資ファンド運用会社に転じ、企業評価や投資業務に従事。その後、コンサルティング会社を設立し代表に就任、中央省庁や政府系金融機関など対するコンサルティング業務に従事。経済、ビジネス、マネー、政治、ITなどの分野で執筆を行っており、多くの媒体で連載を持つ。「加谷珪一の分かりやすい話」にて、お金から社会問題まで、日々情報を更新中。

Illustraiton: Minami Kitamura Edit: Norie Sato

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