占いのその後…vol.8 両思いなのに前進しない関係って結局何なの?

占いのその後…vol.8 両思いなのに前進しない関係って結局何なの?

どこにも宣伝していない、口コミだけの客が足を運ぶ都内の隠れ屋的占い師、オカンがいるという。人生の酸いも甘いも知り尽くしたアドバイスを求める財界や政界からの依頼者も数多く。今日も、迷える相談者がひとり…オカンのもとへやってきた。


相談者

川島涼子さん(仮名)
飲食関係・25才
四緑木星

悩みをざっくり:涼子さんは都内在住だが、好意を寄せている男性は地方に住んでいて遠距離。さらに相手には交際4年の彼女がいるにも関わらず、相手から連絡が頻繁にくるのだとか。彼に彼女がいるので、自分の気持ちを伝えられず悩み中。

涼子の証言 「彼女がいる人から長電話。これって脈ありですか?」

最近、すごくタイプな人に出会ったんですけど、相手には彼女がいます。しかも、彼から「彼女がいなかったら告白していたよ」と言われて、すごく嬉しかったんですけど…。

彼と初めて会った日は、たまたま彼が出張で東京に来ていて、普段は秋田に住んでいるんです。一緒にいた友人は名刺交換をしていましたが、私はしませんでした。「口だけで相手にされないんだろうな」と思ってましたが、数日後に友人から私の連絡先を聞いて、電話をしてきました。連絡が来た時は、純粋に嬉しかったんですけど、彼女がいることを電話しているときに知りました。

彼女はいるし、気軽に会えるような距離に住んでいる人ではないので、気持ちを切り替えて彼のことは忘れることにしたんですけど、週に2日は長電話をするような関係です。苦しいです。でも、彼のことは好きなので電話に出てしまいます。彼は彼女と別れる気がないようですが、実際は私のことをどう思っているのでしょうか?


オカン:あなたも、相手も四緑木星なのね。最近多いわねえ…四緑木星の男。まぁ、私の経験上の意見だけども、恋愛に奥手な二人だわ。四緑木星は頑固で傷つきやすくて、本音を隠そうとするから話が進まないでしょ。好きだっていう気持ちを相手に伝えた?

涼子:伝えてないです。彼女がいる人なので、断られそうで怖くて。

オカン:拒絶されるのが怖いのよね。相手も同じなのよ。自信がないから素直になれないの。

涼子:でも、相手からすれば、何も怖いものなんてないじゃないですか。

オカン:彼は責任を取りたくない人なの。カードを見ると、彼は結婚をする気もないし、好きと言われたら付き合うような人みたいよ。

涼子:なるほど、深い関係になりたくないってことですね。

オカン:タロットをみると相手はあなたに興味はあるみたいだけど、動く気はないみたいね。もし、彼も東京に住んでいたら、彼女ではなく涼子さんを選んでいたでしょう。男性はそばにいる女性を選ぶ人が多いのよ。乗り越えられる人もいるけど、距離が離れると恋愛って難しいのよね。

涼子:相手から連絡を取り始めたのに、私と付き合う気はなかったということでしょうか?

オカン:あなたに興味を持ったし、恋人にしたいとも思ったでしょうね。

涼子:今、私が気持ちを素直に伝えたらどうなりますか?

オカン:嬉しいだろうけど、それで終わりね。彼はあなたが秋田に来るとは思っていないし、彼も東京に住む気はないから、お互いに動かないと思う。

涼子:そうですね、確かに私は東京から離れる気はないです。そっか、彼も同じなんですよね…。


占いのその後 自ら縁を断ち切ることは出来る

オカンの占いから1ヶ月、涼子さんはもう秋田の彼とは電話で話していない。

「彼女がいるのに、私に電話をしてくるなんて“都合良く利用されたんじゃないか”って思えたんですよね。そう気付いたらこれまで私のことを粗末に扱われてきた気がして、勇気を出して電話に出るのをやめたんですよ。そしたら、相手も私の気持ちを察したのか、もう連絡してきません。正直、彼と話さなくなって凄く寂しいです。長電話は楽しかったし、今でも連絡したいなって思いますけど、でもきっと彼のことで悩み続けちゃうんだろうなってイメージできるので我慢しています。早く新しい恋、見つけたいです」

オカンの話によれば、相手の男性にとって、涼子さんとの会話は楽しかったはずだったという。

「どうでも良い人、楽しくない人なら長電話なんてしないでしょ。彼は彼女がいるけど“電話したい”という気持ちを抑えきれなくて連絡してきたんだと思う。でも、それが結果、涼子さんを傷つけてしまったのだけど、でも気持ちを伝えて一線を越えようとしなかったことは、彼なりの優しさだったのでしょう」

両思いだけど、前に進めない…。切ない恋として終わってしまったが、二人ともお互いの未来を考えて、関係を終わらせた。しかし、長電話した思い出は、「楽しかった」思い出のまま残ったはずだ。涼子さんにとって実らぬ恋だったが、本人は「大火傷しなくてよかった」とプラス思考に考えるようにしているという。

オカン

2007年に都内の自宅で占いの店をオープンし、これまでの鑑定人数は3000人を超える占い師。タロット、九星気学をもとに、霊感で見える風景や人物をヒントにアドバイスをする。霊感は幼少期からあり、10代の頃から趣味でタロットを始める。本人の希望により、店の詳細と本名は秘密。

Text: Emiri Inoue Illustraiton: Sarah Iwata Edit: Norie Sato

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