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スタイリスト・木村舞子さんと一緒に、サステイナブルライフへの道!vol.10 菜食のススメ2

スタイリスト・木村舞子さんと一緒に、サステイナブルライフへの道!vol.10 菜食のススメ2

日本でも話題に上がることも多くなってきたサステイナブル(※持続可能なという意味)。私たちも傍観しているわけにはいきません。
大好きなファッションをいきなり全部サステイナブルなものに切り替えるのは中々難しいですが、日々の生活で出来ることから始めようと決心しました。不要なものを削ぎ落としていくことでミニマルなライフスタイルにもなるし、一石二鳥です。まだまだ勉強中ですが、私が取り組んでいることを皆さんにシェアしたいと思います。前回の記事:vol.9 日用品を見直す


スタイリスト木村舞子 安藤晶子スタイリスト・木村舞子さん

木村舞子的、サステイナブルライフへの4か条
・不要な包装を断る
・プラスチック製品を極力避ける(プラスチック製品の中には健康に害があるものも!)
・より環境や身体に優しいものを選ぶ (切り替える)
・菜食を心がける

 

vol.10 菜食のススメ2

以前の記事「Vol.8 菜食のススメ」でも紹介しましたが、温暖化などの環境問題に大きな影響を与えているものの一つに畜産があります。

特に工業的な畜産方法はアマゾンなどの貴重な森林地帯を切り拓いて工場を建て、そこで大量の家畜動物を育てています。家畜が出すメタンガスは二酸化炭素よりもはるかに温室効果が高く、家畜に与える飼料も牧草ではなく大豆やコーンなどが主になっています。この飼料として与えている穀物を人間用にすれば飢餓に苦しむ人々がかなり減ると言われています。

じゃあグラスフェッド(牧草のみを食べる)の、ケージフリーで、広大な土地ですくすく育ったお肉を選べばいいのでは?と思う方もいるかもしれませんが、安価な肉の需要が増えすぎている今日、それでは全く供給が追いつかないのです。そういった理由から食肉の需要を下げることを目的として菜食に切り替えることが重要視されています。

だからといっていきなりヴィーガンになれと言われても難しいのはよく分かります。ただ私が日々思うのは、たった1人の人が完璧なヴィーガンになることよりも、出来るだけ多くの人がお肉を食べる機会を減らすことの方が影響力があるんじゃないかということです。なので菜食に対するハードルが下がって、もっと気軽に試せるものになってほしいという思いがあります。

以前も乾燥タイプの大豆ミートやヴィーガンチーズなどを紹介しましたが、以前にも増してプラントベースミートやヴィーガン乳製品のラインナップが充実してきたので、今回は普段お肉を食べる人にもきっと満足してもらえるだろう「代替製品」を紹介します!

まず、最近本格上陸してきたオムニミートです。これは気になっていたものの、業務用サイズしかなかったためトライしたことがなかったのですが、ついに家庭用サイズが登場しました!

これはアリサンというオーガニック食材のインポーターのオンラインショップで購入できます。

挽肉タイプのプラントベースミートで、冷凍状態でパックに入っているので解凍して使います。(常温で6時間くらいで解凍できるので夕飯に使う時は朝冷凍庫から出しておくだけでOK)。

私はオムニミートで麻婆豆腐を作ってみました。普通の豚挽肉と比べると最初は少しねっとりしたテクスチャーですが、加熱していくと挽肉のように固まってくるのでほぐしながら炒めます。加熱するともう挽肉そのもの。色もほぼお肉と同じような感じです。乾燥の大豆ミートはお湯で戻して軽く水洗いしてから使いますが(大豆臭さを抜くため)、これは普通の挽肉と同じように使えるので特別な手間はありません。

出来上がりはこんな感じです。見た目は普通の麻婆豆腐と全く同じ。普段は乾燥大豆ミートで作っていましたが、オムニミートで作るともっとしっかりした食感があって美味しかったです!

食感はどちらかと言うと鶏挽肉や海老に近いプリッとした感じ。クセも全く無く、アジア系の料理にすごく合いそうだなという印象でした。これで肉団子や餃子を作ったらめちゃくちゃ美味しいかも、と想像が膨らみます。

スタイリスト 木村舞子 サスティナブル ヴィーガン フード

次に、もう一つ挽肉タイプのものを。こちらは「ナチューリ」というメーカーのプラントベースミート。こちらはスーパーでよく目にする挽肉のパックにそっくり。

オムニミートに比べるとこちらの方がより普通の挽肉に近いテクスチャー。こちらは豚肉や牛肉に近い感じで、お肉をしばらく目にしていない私としてはちょっとショッキングですらあるリアルな見た目です。

お肉に近い風味がしっかりあるので(もちろん全て植物で再現されてますが)、スパイスやハーブを効かせた料理が良さそうだなと思いチリコンカンを作ってみました。こちらも冷凍なのでオムニミート同様常温で解凍しておき、普通の挽肉と全く同じように使います。

調理している時の感じもお肉と全く一緒です。チリコンカンも普段使っている乾燥大豆ミートで作ると、あっさりした感じに仕上がるのですが、あっさりした感じに仕上がるので、このナチューリのもので作ると肉肉しい感じが出てうちの旦那さんはこちらの方が気に入ったようです。ナチューリは先ほどのアリサンのオンラインの他、都内だと「ナショナル麻布」や「F&F」でも取り扱いがあります。

「ナチューリ」は商品ラインナップが豊富で、もう一つすごくおすすめなのがこちらのヴィーガンバター。これはもう完全にバターです。

以前紹介した「エイタブリッシュ」のものはスプレッドに適してましたが、こちらは見た目もテクスチャーのバターそのもの。ココナッツオイルがベースなので冷やしておくと固まるし、室温以上になると徐々に溶けていきます。なのでパンなどに塗って食べるのももちろん美味しいのですが、製パンや製菓、料理にも使える万能選手。 私はパスタや炒め物にバター風味を効かせたい時なんかにも使ってます。

最後に、こちらも前から気になっていた「KARAAGE2.0」。以前紹介したプラントベースの唐揚げは乾燥大豆ミートを湯戻しして、自分で下味をつけてから揚げるので多少の手間がかかります。(鶏肉を調理するのとさほど差はありませんが。) こちらのタイプは既に味も衣もついた状態で冷凍でタイプになっています。

今回はお試し用の少量パックで全ての味を試せるタイプを購入。プレーン(にんにく醤油)、ブラックペッパー、ゆず風味の3種類があります。個人的におすすめはプレーン。冷凍のまま揚げるだけなのでジューシーで美味しい唐揚げがかなり手軽に味わえます。冷凍の唐揚げってお肉だと中にしっかり火が通ってるか気になるところですが、プラントベースの場合生焼けになる心配はほぼないので外側がカリッとなれば大体大丈夫です。

冷凍食品ってケミカルなものがたくさん使われていそうで抵抗ある方もいると思いますが、そういったものは一切使われていません。手軽な唐揚げが安心して食べられます。

今回はより菜食を簡単に取り入れてもらうために色々な代替品を紹介しましたが、これらの製品にも一つ欠点が。それは便利であるが故にほぼ大体の製品がプラスチックのパッケージに入っていること。ただ私は1つのプラスチック製品をリデュースすることよりも菜食を推進する方が環境問題にとってはより大きくポジティブな影響を生み出せると思うので、あまり深く考えすぎないようにしています。

私が日々実践しているのは、その時々にある選択肢の中でよりベターなものを選ぶこと。もちろんヴィーガンで、オーガニックで、パッケージフリーのものが常に選べたら最高ですが、実際にはなかなかそうはいかないもの。例えばパッケージフリーのお肉料理とプラスチック容器に入ったプラントベースの料理があれば迷わずプラントベースを選ぶし、プラスチックの袋に入ったオーガニック野菜とオーガニックではない裸の野菜があればオーガニックの方を選びます。

菜食に関してもあまり難しく考えずに、出来るだけ多くの人に気軽にトライすることから初めてもらえたら嬉しいなと思います!

木村 舞子 Maiko Kimura

百々千晴氏に師事し、独立後は雑誌や女優のスタイリングを手がける。ベーシックアイテムを主軸としたスマートなスタイリングが得意。
Instagram: @maiko.mu

Illustration: Akiko Ando Text: Maiko Kimura Edit: Karin Ohira

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