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東京のライフスタイルに息づく快適哲学「彼女と、光の射す東京の部屋。」vol.5

東京のライフスタイルに息づく快適哲学「彼女と、光の射す東京の部屋。」vol.5

旅先から連れて帰ったアンティークに、フォルムで選んだ観葉植物。扉を開けた先にあるのは、たくさんの“好き”と気ままな時間。切り取って保存したくなる、あの人の日常の風景とストーリー。


村田和歌子/モデル

ダイニングテーブルのそばにある棚には、クリスタルグラスにシルバーの食器がいくつも。キッチンにはバスケットの山。リビングにはぬいぐるみ。村田さんの部屋では、同じものがいくつも並ぶシーンが視線を捉える。どれも皆、彼女の暮らしにささやかな喜びをプラスする実用品。そう、どれもただ飾ってあるのではなく、日々惜しみなく使い込まれているものたちなのだ。

ガラスのダイニングテーブル食べることが好きで腕前を上げた料理。サーブする際には、リネンのナプキンをしつらえて、カトラリーレストもセット。「紙のナプキンよりもリネンのほうが気持ちいいし、セッティングするのも楽しいじゃないですか?」と、その思いはとてもシンプル。

「インテリア関連のものは、フランス、イタリアの蚤の市で見つけることが多いですね。最近は国内の地方の骨董市なども面白いんです」

姉の留学中に遊びに行って以来、足を運ぶようになったヨーロッパで、快適に豊かに生きる哲学を肌で体感。そこから彼女なりに進化させたライフスタイル観を、この東京の生活が映し出している。

トム・ディクソンのランプとエンツォ・マリのテーブルエンツォ・マリのテーブルにトム・ディクソンのランプ、壁にはスターリング・ルビーのポスターが。

「テイストや出どころはそれぞれだし、値の張るものもあるけれど、いつも良いものを使いたい。上質なものは一度手に入れたら長く付き合えるし、年月とともに表情が変わっていく様子も古びることなく味になる。愛着も年々深くなっていく。クリスタルグラスやシルバー、カシミヤのブランケットなどはそのいい例ですね。そんなふうに好きなものが身近にあることが、私にとって豊かな暮らしなんです」

 


前回紹介した部屋はこちらから!

Photo: Katsuhide Morimoto Text: Chiharu Masukawa

GINZA2019年3月号掲載

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