25 Mar 2019
3日坊主の私でもデキた。編集AKの4つのビューティ習慣

新しいことを始めるのにぴったりなこの時期。すでに新年度に向けて準備が始まっているあの人は一体何に夢中なの?春を目の前に参考にしたいみんなのワクワク新習慣を集めました。
2019年も早いもので、もう3月!新年度が迫ってくるのをひしひしと感じます。2019年は体も心も大事にすると決めたのだ。万全の体調をキープして清々しく、新しい季節を迎えたい。しかし、健康も美も1日にしてならず。3日坊主の私がなんとか続けている、自己流超ゆる〜い健康習慣をご紹介したいと思う。(※あくまで本業ではないので、専門的な情報は割愛します)
まず、春に懸念されるのは花粉!幸い、鼻や目に来る花粉症ではないものの、ここ数年は季節の変わり目に肌が花粉にやられる事態が発生。皮膚科で血液検査をしたところ、花粉のアレルギー体質であることがわかった。最悪の事態は回避したいと、2年前にある取材で出会ったフードディレクターさんに勧められたグルテンフリーの食事法を実践することに。グルテンフリーとは、つまり小麦粉の入った食品を摂取しない食生活を送るということ。彼は北米で花粉症対策としてグルテンフリーを推奨していることを知ったそうで、花粉が飛散する一ヶ月前に、小麦粉を抜くと花粉症にならないというのだ。日本では、ダイエットとしての効果が注目されているけれど、欧米ではアレルギーを誘発しないためのグルテンフリーもメジャーな存在なんだという。肌にアレルギー症状が出る私にも期待できるかもしれないと思い、グルテンフリーを決行することに。
とはいえ、日本人の食文化における小麦粉依存度は根強い。米という主食がありながら、小麦粉だ〜いすき。さらに女30歳も半ばになると、外食の機会はおのずと増える。オーガニック系スーパーにも毎日通えるわけではない。そこで頼りまくっているのがamazon。鮮生野菜を頼めるAmazon Freshはもちろん、グルテンフリー食品をピックアップして紹介してくれているページが!ご存知の通りネット注文すれば翌日の朝には届く!ま、魔法か?という衝撃と厳選されたまだ未開拓の食品に心踊る。正直、パスタは米麺に、ラーメンはフォー(またはビーフン)に変えていくのは慣れるまでかなり面倒。けれどamazon様のお導きもあって、小麦粉を使っていないパスタやラーメンに出会えた。確かになんとか出来る範囲で続けられているなう。
昨晩注文して、朝本当に来た!ついに醤油も小麦抜きに。
しかし、グルテンフリーを心がけた生活に挑戦すると、必ずアレはやってくる。それは“スイーツ食べたい欲望”の暴走。ケーキ、ビスケット、シュークリームなどとお別れしないといけないからだ。コンビニやカフェが街中に存在する東京には、スイーツが溢れているが、もう気軽に手を出すことができない。しかし、きっと何か解決策があるはず。で、見つけたのが青山のオーガニックレストラン「8tablish」。暴れ出した欲望の矛先は、こちらへ!食材に工夫を凝らしたお料理はもちろんのこと、満足度の高いスイーツの充実は本当に助かる。お世辞抜きに、小麦使用のスイーツよりも美味なのでは!去年はクリスマスケーキも「8tablish」で予約するほどハマってしまった。奥深い風味と優しい甘さはグルテンフリーを実践していない方にもお勧めしたい。特にレモンのティラミスは夢に出てくるほど気に入っている。
レモンの酸味と濃厚なチョレートのマリアージュがたまらん。
バナナブレッドは朝ごはんに。
スイーツと同じく、前述した通りラーメンやうどん、パスタ、パンともおさらばだ(蕎麦はOK)。ぶっちゃけるとランチ難民になること必至である。しかしその解決方法として、発見したのがベトナム料理は小麦があまり使用されていないということ。フォーは米麺だし、生春巻きもライスペーパーを使用している。そして、都内にはいい感じのベトナミアンが結構あるのだ。ランチも仕事が長引いた夜のぼっちご飯も都内のベトナム料理をひたすら巡る。フォーが食べられるナイスなお店として下記の6店舗を紹介したい。
すっかりはまりまくって、連休はホーチミンに行って本場の味を。名店PHO HOA PASTEUR黄金スープがうまかった!
1. 「ヨヨナム」
住所: 東京都渋谷区代々木5-66-4
2. 「ベトナミング」
住所: 東京都新宿区新宿2-10-7 TOMビル 1F
3. 「ミスサイゴン」
住所: 東京都渋谷区道玄坂2丁目29−18清水ビル 6F
4. 「PHO321」
住所: 東京都渋谷区神宮前2-35-9 #102
5. 「ベトナムちゃん」
住所: 東京都新宿区百人町1丁目19−17
6. 「タニタカフェ」
住所: 東京都千代田区有楽町2丁目9 ルミネストリート
このように、ベトナム料理の巡礼はほぼ修行状態にはなるが、一つコンセプトがある食生活は自分の体調や日々の変化を見つめ直すのにいい機会だと思う。もちろん、栄養の偏りは気をつけるべきだが、短期集中的に取り組むのはなかなか刺激的で学びが多い。2か月続けてみて、パスタを食べた時の不快な腹部膨満感や、小麦で作られたものを食べた後の眠気や倦怠感はなくなり、視界と頭がスッキリしたと思う。そして、一つ食べるとまた食べたいという負のループからも逃れられた(気がする)。
これまでお伝えしたように、食べたいという欲求を理性でセーブするのはなかなかの労力がいる。この先、食べられないストレスが積もり積もるとグルテンフリーの道は閉ざされてしまうと思う。そこで、友人に勧められたのが瞑想。宗教やスピリチャルなのは苦手だなと思いつつ、物は試しと手始めに紹介してくれたのがアプリ「Head Space」をトライ。音声ガイダンス(※英語のみ)とともに、正しい瞑想やマインドフルネスへ導いてくれる。いわゆる禅的なものより、心をトレーニングすることで、集中力や記憶力、忍耐力を鍛えるメソッドという感じだ。1日10分で取り組める手軽さもいい。このアプリの開発者、アンディ・プディコムの著書『からっぽ』なら、日本語でこのアプリで学べる内容を習得することができる。まだ試して日は浅いが、食べ物を口にする前にただ欲望に流されない、冷静になって一度「食べていいのかな、食べたらどうなるだろう」と考えることに一役立っていると思う。それ以外にも、1日に10分だけ、自分の体と心のサインを観察することに対して意識が芽生えたのも、結果プラスに働いている。
こちらが「Head Space」開発者、アンディ・プディコムさんのご本です。
もちろん、お酒や甘い物、美味しい物を欲望のまま嗜むのは人生の醍醐味。それに対して全く意義はない。でも忙しい毎日の中で、長〜い人生を共にする自分の体と心のサインに一度耳を傾けるのも、齢を重ねた大人としてやってみてもいいかもしれない。とにかく面倒くさがり、欲望に流されがちな私も、短期集中型ならなんとか実践できそうだ。準備は整いつつある。春の花粉よ、かかってこい〜!
エディターAK
本当はファッションの編集者。ウェルネスに興味あり。最近ルカ・グァダニーノ監督の『サスペリア』を鑑賞。伏線をはられまくりの物語、母というテーマ、美しい衣装、音楽に感激。様々なレイヤーのある作品です。ginzamag.comの監督インタビューは必読!