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イエス! わたしは変身しました! : タレント·振付師 KABA.ちゃん「後悔しない人生のために、女として再出発!」

イエス!   わたしは変身しました! : タレント·振付師  KABA.ちゃん「後悔しない人生のために、女として再出発!」

ある時は性別を超え、
またある時は国籍を超え、
またまたある時は生物の種別を超え、
ダイナミックに自分を変えていく。
変身の達人たちにその醍醐味を聞く。


後悔しない人生のために、女として再出発!

2016年3月30日、タイでの性別適合手術と、4月27日に声帯手術を無事に終え、私は身も心も、女に生まれ変わりました。今までの自分にさよならをし、新しい自分として生きていく。それは、寂しさと、不安と、でもたくさんの期待にあふれる〝卒業式〟のようなものでした。そして今、新しい体に生まれ変わった私はハッピーであふれています。ちょっと太りやすくなったのはたまにキズだけど、好きな洋服を自由に着られる喜びだけで何百倍もうれしい。

46歳でなぜ? 自分でも、少し遅すぎたかも、と思わないことはありません。けれど、一流のダンサーになりたいと10代でNYに留学をしてから、ダンスでごはんを食べていくために精いっぱいだった20代。芸能界入りをしてからは、タレントとしてまず成功していくことがなにより先決で、30代、40代と目の前にある仕事に真摯に取り組んできて、気づいたらこの年齢になっていました。そして2009年、大好きな姉が乳癌を患ったことが大きな転機になりました。「人生、いつ何が起こるかわからない。あなたも後悔しない生き方をしなさい」。そんな姉の一言に勇気づけられたんです。自分のやりたい仕事もできて、これまで自由にも生きてこられた。唯一自分が後悔するとしたら、男として生まれてきたことだと……。だから、後悔しない道を選びました。そこから徹底的にリサーチを始め、準備を整え、6年の歳月を費やして手術の日を迎えることができました。

 

変わることって、決して悪いことじゃない。そのための最初の一歩は本当に重く、それを踏み出すのはとても勇気がいることだと思います。でもいざ踏み出してみたら、こんなに軽かったの!?と、自分でも驚くほど次のステップがどんどん軽やかになっていく。大切なのは、地に足を着けて、少しずつでもきちんと歩いていくこと。これからは女性として、ますます前向きに生きていきたい。私の人生、後悔しないために!

 

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ニューヨークへダンス留学していた頃。弱冠22歳のKABA.ちゃん。さすがはダンサー。しなやかな脚線美が美しい。

 

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美しく生まれ変わった最新のKABA.ちゃん。メイクルームで自撮りした、本人もお気に入りの1枚。

KABA.ちゃん かばちゃん

1996年、3人組のダンスユニットdosとしてデビュー。『笑っていいとも!』の生放送中に同性愛者であることをカミングアウト。以降、オネエタレントとしての地位を確立。タレント、振付師として幅広く活躍中。

Illustration: Kei Hagiwara Text&Edit: Chisa Nishinoiri

2016年8月号掲載

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