最新コレクションを着こなすあのモデルって普段はどんな私服をまとっている? それぞれオン・オフの捉え方だって自由。仕事で学んだ小技や、気鋭ブランドを取り入れた唯一無二のスタイルに注目しよう。#モデルの“オン・オフ”スタイル
シャラ ラジマ「一番好きなのは、若者にパワーがある60年代カルチャー」|モデルの“オン・オフ”スタイル vol.4
シャラ ラジマ
2020年〈ロエベ〉のキャンペーンに抜擢されたシャラさんは、モデルを続けながら文筆家の一面も持つ。「モデルとして活動するときは、青いカラーコンタクトレンズをつけています。ブロンズヘアーに褐色の肌、薄い色の瞳。自身をボーダーレスな存在にすることで、ありのままの自分を愛してほしいというメッセージを表現しています。今年はポッドキャストを始めて、もっと言葉を伝えていきたいと考えています。自己表現の大切さはファッションも同じ。好きな文化を深掘りすることで、そこから派生する新たな人物や映画、ブランドに出合う。一番好きなのは60年代カルチャー。若者にパワーがある時代に影響を受けることが多いです。有機的なデザインや色味なども当時の大きな特徴ですよね」
ON
coat_USED knit_AMBUSH® shoes_TOGA PULLA bag_BEAURE rings_BORORO, BIJOU R.I
「60年代後半から70年代にかけて生きたヒッピーの若者はどんなファッションを手本にしていたのか?と気になり調べたら、50年代にたどり着きました。今日はヒッチコックの映画で印象的だった、クラシカルな装いにヒントを得ました。真っ赤なコートは、三島由紀夫の小説『音楽』の作中に登場する服装から着想を。実は和洋折衷なコーディネートなんです。さまざまな国と時代を融合しているのが自分らしいなと思います」
OFF
jacket_COEN t-shirt_HYSTERIC GLAMOUR jeans_LEVI’S® shoes_DR. MARTENS bag_BEAURE earrings_NEONSIGN sunglasses_SUPER BY RETROSUPERFUTURE
「そもそも60年代を好きになったきっかけは音楽。近代的なテクノミュージックから、いつしかロックの虜になり、ザ・ローリング・ストーンズをあらためて聴くように。だからリスペクトの意を込めて、ミック・ジャガーのTシャツを着てきました!過去のレアなアイテムです。レザージャケットとデニムで男前にまとめつつも、家に眠っていたパールネックレスを首元に巻いて、ちょっぴりレディな気分にしてみました」