新感覚のフレンチ、豪州料理、点心など。気鋭のシェフが手掛ける個性的な店が増え、食トレンドの発信地になっている。美味しいもの天国のこの街を深掘り!短期連載#フーディたちは幡ケ谷に集う
シュガーバターの滋味深さに浸る。フーディーの街・幡ヶ谷「ØC tokyo」
「ØC tokyo」
シュガーバターの滋味深さに浸る
幡ケ谷駅から緑道を北沢方向に歩くと、テラス席を構えたモダンなカフェが現れる。ここの名物は大人も満足するクレープだ。片面をカリッと焼き上げた生地の上に喜界島のざらめ糖をちりばめ、ニュージーランド産の冷たいバターが別添えされる。あたたかな生地に包まれたシュガーのシャリッとした食感と口溶けの良いミルキーなバターが調和し、リッチな味わい。目黒の「Kabi」やコペンハーゲンのレストランで研鑽を積んだシェフ田井將貴さんがひらめいたレシピは、福岡県産小麦をはじめ、原料の全てがオーガニック。爽やかでフルーティなデンマーク産の〈プロローグコーヒー〉がクレープをさらに引き立てる。眼前の公園を眺めながら、のんびりと過ごしたい。
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ØC tokyo
住所_東京都世田谷区北沢5-27-16 KMK 1F
営業時間_9:00〜22:00(ランチ11:30〜14:00・ディナー18:00〜21:00)
Photo_Kazuharu Igarashi, Kenya Abe, Kanta Torihata Store Selection&Text_Kei Sasaki Text_Mako Matsuoka