京都というと、香辛料が控えめの“京中華”が有名だが、それだけにあらず。オリジナルから、パンチのある“シビ辛”四川まで、今の京中華を映すバラエティ豊かな6皿を。#あの一皿をめがけて、京都の中華!
🍴FOOD
京都で食べたい中華の一皿:「竹香」のすぶた

「小ぶりの豚肉に甘めのタレが絡んだ、 京中華の名店で続く名物」 (GINZA編集部)
祇園に店を構えて間もなく60年の「竹香(たけか)」。“芸舞妓がお座敷に上がる前でも口にできる中華を”と、初代が考案した料理が、変わらぬ味でいまに続く。その代表格が酢豚。1センチ角の豚肉を、おちょぼ口サイズにまとめて揚げ、香辛料や油は控えめに、香りの強い野菜は使わず、カリフラワー、パイナップルと共に甘酢を絡めたひと皿だ。1日かけて酢の酸味を旨味に変えて作る甘酢にもファンが多い。
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Photo_Noriko Yoshimura Text_Yuko Saito
