🍴FOOD

冬の最高のご馳走。京都「志る幸」で楽しむ白味噌汁

和な京都を味わい尽くす vol.2

09 Dec 2025

京都の和食というと、懐石料理店や高級割烹が思い浮かぶが、それだけじゃない。おでん、汁もの、寿司、釜飯…と、京都らしさがリーズナブルに味わえる新旧の和食店をご紹介します。#和な京都を味わい尽くす

「東京に帰る前に訪れたくなる。おつまみとお汁だけ頼むことも」（スタイリスト清水奈緒美）。利久辨當 ¥3,300から。豆腐の白味噌汁。汁ものは3種から、具材も選べる。

汁ものとかやく御飯の店として昭和7（1932）年に創業した「志る幸（しるこう）」。現在は2代目の小堂修平さんが“一杯の汁もので客を迎える”日本古来のもてなしの心を今に伝える。汁ものは、白味噌、赤味噌、すましがそろうが、京都らしさを味わうなら白味噌。井戸水で引く鰹だしと合わせたお椀はとろりと甘い。もうひとつの名物、扇に抜いたかやく御飯と肴を茶事風に盛り付けた利久辨當は、その汁もの付き。