グローバル・ラグジュアリー・グループ〈ケリング/Kering〉が主催する、文化や芸術の分野で活躍する女性たちを称えるプログラム『ウーマン・イン・モーション』。東京国際映画祭でのトークセッションに登壇するため、「CSA(キャスティング協会)」に所属するキャスティング・ディレクターのデブラ・ゼインが初来日。普段は語られることの少ない、“キャスティング”という仕事の舞台裏をGINZAに話してくれた。
💭INTERVIEW
映画の“顔”を決めるのは誰?デブラ・ゼインに独占インタビュー
〈ケリング〉『ウーマン・イン・モーション』で来日。米キャスティング・ディレクターが語るハリウッドの現在

〈ケリング〉『ウーマン・イン・モーション』が照らす、映画を支える女性たち
2015年、カンヌ国際映画祭で始まり、今年で10周年という節目を迎えた〈ケリング〉『ウーマン・イン・モーション』。日本でのイベント開催は、2019年に東京国際映画祭で初めて行われて以来、これで5回目となる。
今回は俳優の高畑充希、俳優・アーティストの中島健人、プロデューサーの福間美由紀、そしてキャスティング・ディレクターのデブラ・ゼインが登壇した。
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トークに先立ち、ドキュメンタリー映画『キャスティング・ディレクター ハリウッドの顔を変えた女性』(2012年)を特別上映。その後のセッションでは、映画人としてそれぞれ異なる立場にある日米の登壇者たちが、経験をもとに知見を共有。女性のエンパワメントを通じて“よりよい映画づくり”を実現するためのアイデアや課題について、活発に意見を交わした。
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映画制作の現場の裏側をのぞく、貴重な時間となった今回のプログラム。改めて注目が集まったのは、作品の印象を形づくる俳優の起用──すなわち“キャスティング”という仕事だ。第98回アカデミー賞®(米時間2026年3月15日開催)で「キャスティング賞」が新設されるなど、いま、その職種の重要性が世界的にも見直されつつある。
ハリウッドの映画制作現場で長年キャリアを重ねてきたキャスティング・ディレクター、デブラ・ゼイン。彼女が見つめてきたもの、この職業が果たす役割、時代の変化のなかで広がる映画という表現の可能性、そしてオスカーでの賞新設への期待を語った。
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Photo_Naoya Toita Text_Aki Takayama



