前回（私と部屋 vol.129）ご登場の呉さんにご紹介いただいたのは、兼城賢人さん。
🛋LIFESTYLE
私と部屋 vol.130 感覚にフィットする素材選び
相反するものが織りなす均衡
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兼城さんの暮らしの3ヵ条
1. 本当にいいと思うものだけを選ぶ
2. おもしろくなると思ったらやってみる
3. 相反するものを楽しむ
2階から階段を見下ろすとこんな感じ。ここから誰かに見られているとゾッとします（笑）。
この家のキーポイント。廊下をあえて幅広くして、一つの部屋にしました。ただ通るだけじゃなく、いろいろと使える空間に。
新築2世帯の我が家。新しく家を建てるということで、土地探しから完成まで2年かかりました。空間づくりのコンセプトは、どんな物を置いても“自分たちらしさ”が尊重された場所であること。家全体がショールームのように、家具のレイアウトがよく変わります。
参考にしているムードやインテリアは、古い洋書や、田舎が舞台の映画やドラマ。階段のデザインも、どこかの昔の家の写真を基にアレンジしたものです。手すりの華奢な感じがいい。
外と中のちょうど中間のような、好奇心をくすぐられる土間玄関。ここからゆっくり2階に上がっていき、中に進んでいくワクワク感を味わえます。
自分で施工した土間はとてもお気に入り。わざと段差をつけたり、欠けたタイルを使ったりと、影で遊ぶような仕上げに。
リビングと階段の吹き抜けを繋ぐ室内窓は、陽を部屋中に届かせてくれる大事な役割を担っています。なんか好き。
何よりも、好きな素材以外は使わないこと。経年変化とともに良くなっていく材質のものを丁寧に選ぶことから始めて、自分たち以上でもなく、以下でもない、ちょうどいい感じの居場所を作れるように。
子供部屋の一枚。植物は心を守ってくれるので、朝起きてから眠るまで常に近くに感じられるように、家中の至るところで育てています。
大好きなオールドローズ。レッドシダーの外壁に咲く白色がドキドキさせてくれます。
アンティークと新しい家具の組み合わせが大好き。古さと新しさ、やわらかさと硬さ、人の考え方なども含め、相反するものを日々楽しんでいます。
レッドシダーを使った腰壁。ヴィジュアルだけでなく、生活臭を吸収してくれる効果も。
寝室の壁色に選んだF＆Bの深いパープルが心地よい。ベッドリネンはワッフル生地のものを。いつもコットン100の素材を選ぶようにしています。
サイドボードまわりは収納としてだけでなく、癒しも、趣味も混ぜちゃって良し！なスペースに。
兼城さんの紹介する次回のゲストは、田口さんご夫妻です！
Edit&Text_saori uemura
