話題店の限定スイーツ、歴史ある銘菓、街をイメージした香り、伝統の手仕事…老舗とニューフェイスが混在する東京の中心地だからこそ手に入る厳選アイテムをご紹介。#銀座で選ぶ、とっておきの手土産
銀座で選ぶ、とっておきの手土産【日本の手仕事4選】
今も昔も最先端の文化が集まる街で
伝統技術も日々アップデート!

右から反時計回り
月光荘「美濃焼マグカップ」
日本で初めて純国産絵の具を製造販売した画材店「月光荘」。美術道具が並ぶ店内奥で、持ち手が一風変わったマグカップを見つけた。創業者・橋本兵蔵の愛用品を復刻したもので、大きく斜めについた持ち手には指が4本しっかり入り、軽い力で持つことができて使いやすい。岐阜県の土岐市で採れた土のみを用いた美濃焼で、大きさや風合いはバラバラ。人気商品かつ同じものはひとつとないので、見つけたときが買いどきだ。各¥4,400 >> 住所_東京都中央区銀座8-7-2/Tel_03-3572-5605
銀座たくみ「オリジナル茶缶」
日用品に美を見出す民藝運動を率いた柳宗悦らが発起人となり、1933年にオープンした民藝店「銀座たくみ」。全国各地の民芸品を扱い、オリジナルの茶缶も制作している。東京・浅草橋の業者にオーダーした茶缶には、色鮮やかな美しい和紙貼りが。手掛けるのは、室町時代から紙生産で繁盛した富山県の八尾町にある「桂樹舎」だ。紙漉きを継承する工房で、型染めまで全て手作業で仕上げた和紙は耐久性も高い。100g用 ¥1,540 >> 住所_東京都中央区銀座8-4-2/Tel_03-3571-2017
和光 本店「かみ添 和光石花文様カード」
奈良時代に日本に伝来した、版木と和紙で作る装飾紙「唐紙」。京都西陣の工房「かみ添」は、その技術を用いてモダンなデザインを生み出している。世界のクリエイターから注目を集める工房と、クラフトマンシップあふれるアイテムの発信に力を入れる「和光」がコラボし、唯一無二のメッセージカードが誕生した。紙の手触り、本店の石壁の石花模様を落とし込んだ上質なデザインに、美しい手仕事の技が詰まっている。¥1,650 >> 住所_東京都中央区銀座4-5-11/Tel_03-3562-2111(代表)
金座Ginza「銀ぶらバッグ」
江戸時代から続く金銀箔粉専門店「金座Ginza」の紙細工シリーズ「urushi」。漆器に用いられる伝統技法「漆塗り」を紙製品に施したバッグは、美しい光沢感が特徴の新漆を使用。和紙一枚一枚に丁寧に新漆を重ねて制作している。上品に浮かび上がったバラの模様は、職人の裏打ちされた技術があるからこそ。丈夫だが柔らかく、水に強い作りなのもうれしい。茶色と朱色の2色展開。H13.7×W21×D8cm ¥1,870 >> 住所_東京都中央区銀座1-7-5/Tel_03-3573-2001
Photo_Satoshi Nagare Styling_Mari Nagasaka Text_Nozomi Hasegawa
