GINZAレディとランデヴーVOL.4
夏の終わり、東出昌大と川涼みにエスケープ

今話題の俳優=GINZA GENTLMENとのちょっぴり大人なランデヴーが擬似体験できる連載。気になる今回のお相手は、狂気をはらんだ束縛夫、小心者でお人よしの詐欺師など、アクの強い役柄も演じきり、演技の幅を広げ続けている俳優・東出昌大さん。

残暑厳しいある日の午後、涼やかな川の流れが耳に心地いい川辺のカフェで彼とひとときの逃避行。多趣味な彼と話が弾んで、そのまま釣り堀へ。なんて妄想が膨らむ、デートプランはいかが?秋の空気をはらんだ夏の終わり、無邪気な彼の笑顔に心ときめかせて。
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自分にないものを求める
という意味でも
素直な人は素敵だなと思います

ーー実際自分でデートプランを立てるなら、釣り堀はチョイスしますか?
男友達とはよく釣り堀に行ったりしましたけど、デートで釣り堀っていうのは今までなかったですね。海釣りだと、自然の中なので女性も楽しめるかな、と思うんですけど、釣り堀だと釣ることが競争みたいになって、だから男同士でやるとバカバカしくて楽しいんですけど、女性にはちょっと酷かもしれないですね。でも、「釣り堀について行きたい」って言ってくださる女性がいるなら、それは素晴らしいなって思います。

ーー海釣りに女性を連れて行くとしたら?
海釣りだと、釣ったら持って帰って食べれるので、「じゃあ一緒に料理しよう」とか、あと、何が釣れるかわからないっていう楽しさもありますよね。

ーー今でも釣りにはよく行きますか?
そうですね、割と行ってる方だと思います。ボートに乗ることもあるし、陸から釣ることもあるし。

ーー今まで釣った中で一番テンションが上がった魚は?
初めてうなぎを釣った時はテンションが上がりました。って、あんまおもしろい話じゃないですね(笑)。

ーーいえいえ、興味深いです! では、理想のデートプランは?
キャンプとか。湖畔にあるキャンプ場で、そういうところで釣ってもいいし釣らなくてもいいし、のんびりと過ごしたいですね。

ーー東出さん的、キャンプの醍醐味とは。
東京で生活していると、広い空とか、澄んだ、煌びやかな星空とか、なかなか見ることができないし、そんな自然の中で深く深呼吸できるのが、醍醐味だと思います。

ーーおすすめのキャンプスポットはありますか?
関東から行くんだったら、夏は上の方へ行けば涼しいし、春は伊豆の方面が暖かいのでおすすめです。あと、山は天気は変わりやすくはあるんですけど、都会のコンクリートの暑さとは種類が違うので、どこへ行っても爽やかだと思います。

ーーでは、素敵だなと思う女性のタイプは?
うーん……素直な方。感情表現でもそうですし、知らないものを知らないっていうことだったり、それはもの選びでもそうだし、見栄を張ることなく、率直に好きなものを好きって言ってくれて、好きでもないものを好きなフリをしないとか、そういう人が素直で素敵だなと思います。

ーー東出さんご自身は自分のことを素直だと思いますか?
いえ。見栄っ張りだと思っています。自分にないものを求めるという意味でも素直な人は素敵だなと思います。仕事においては割りと素直で真面目なんですけど、いち東出っていう日常になると、全然そうではないですね。

ーーお兄さんがいらっしゃいますが、自分は弟気質だなぁと思うことはありますか?
思います。基本的にマイペースで、向こう見ずな性格です。

ーー好きな人には甘えるタイプ? それとも引っぱって行くタイプ?
どっちでもないんじゃないかな。甘えられたら甘えられたらで応えたいし、甘えたいって思うことはあんまりないですけど……。僕自身は、ネコみたいな性格だなって思います。人に迷惑はかけてないはずですけど、ひとりで自由にフラフラっと歩いてどこかへ行っちゃったり。「割りと自由なんだね」って周りからは言われます。だから、恋愛をする相手には一番向かないタイプなんじゃないかな。

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強いて言うならば
倒木を貰ってきて薪にすることに
ハマっています

ーー今日の撮影の装いはいかがでしたか?
秋の装いになればシャツにロングコートっていう組み合わせは多いので、そんなに違和感はなかったです。まぁここまでの記事を読んでくださった方はもしかしたら察っしてるかもしれませんが、この撮影は夏の最中だったので、そういう意味では違和感はありましたよ(笑)。

ーー夏真っ只中ではありますが(笑)、秋にしたいファッションは?
シャツとかかな。無地のシャツ。最近、私服は無地が多くて、それ以外だと自分で好きな写真をTシャツにプリントしたものだったり、シンプルなものばかり着ています。好きなブランドは、YOJI YAMAMOTO、crepusculeっていうニットのブランド。あとは、シルエットで遊びがあるアイテムとかもいいですね。

ーーファッション以外で、今欲しいアイテムは?
幡野広志氏の写真。狩猟に興味があるので、その最前線で撮ってきた命にまつわる写真に興味があります。

ーー多趣味なイメージがありますが、最近ハマっていることを教えてください。
狩猟もそうですし、素潜り、虫捕り、菜園、養蜂など、興味があることは沢山あるんですけど、今特にはまっていることがないんですよ。強いて言うならば、倒木を貰ってきて薪にすることですかね。

ーー薪とはまた新しい! オフの日はどんな過ごし方をしてるのかとても興味が湧きます……。
撮り溜めておいたNHK杯将棋トーナメントを観ながらゆっくり朝食の席について、塩気の強い梅干しと、鯖の干物と玄米の相性に感動したりしています。

ーースロウで素敵な朝ですね。では、幸せを感じる瞬間は?
18時頃、群青色の夏の夜空のもと、近所を犬の散歩をしながら家々から流れる夕餉のにおいを嗅ぐと、幸せを感じます。

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狂気まで愛がいけるなら
幸せだと思う

ーー主演映画『寝ても覚めても』が9月1日に公開になりますが、本作では初のレッドカーペットも経験されましたね。
ありがたいという思いと、次の作品でもいい出会いがあれば、という思いでした。

ーー映画ではふたつの全く異なるキャラクター、麦(ばく)と亮平を演じられましたが、どちらの役が演じやすかったですか?
麦の方が演じやすかったです。クランクイン前、本読みの時に監督にも「東出さんは麦の要素の方が強いんですね」と言われました。

ーー好青年の役が多いイメージだったんでので、意外な答えでした! ご自身でも自由人な麦に通ずるところは多く感じましたか?
はい、ありましたね。亮平は本当に好青年で、ずっとまわりに気を使っていて、僕自身も周りに気を使ってるつもりなんですけど、ボーッとしてる時間もあって、そのボーッとの時間が多いと、人に気を使わない麦みたいに見えるのかな、と。

ーーちなみに、男性として麦みたいなタイプはどう思いますか?
最低だと思います(笑)。ちょっとホラーなぐらい不安になる男なんですよね。恋愛の最初って言うのは、好きになろうと思ってスタートするっていう部分があって、でも、気づいたらどハマりしてて、愛が狂気みたいになってるっていうのは往々にしてあることだと思うんですが、そういう関係性って幸せなのか不幸せなのか…。僕はどちらかというと、狂気まで愛がいけるなら幸せだと思うんですけど、でもそれってどうなんだろう、とか、この映画を観ながら楽しんでいただけたらなと思います。

ーー本作のテーマでもある、「好きになる」ということを、東出さんはどう捉えますか?
先ほども言ったように、恋愛とか恋っていうのは、ある程度そうなるための心構えをしてるからなるもんだろうな、とは思います。昨日親を亡くしたという人に今日恋をしろと、理想的な人を目の前に連れてきたとしても、絶対に恋はしないだろうから。だからある意味ではタイミングで、それが必然っていうのか偶然っていうのかわからないんですけど、だから誰かを好きになろうとして好きになってる部分はあるんだろうなと思います。あとはもう、何千年もこねくり回した話だから、そんなに変わったことは言えないですけど、幸せを夢見てふたりが同じ方向へ向かってるっていうことは非常に素敵なことだな、と思います。

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ーーひと目惚れと、だんだんと好きになってく、ふたつのパターンがこの映画では描かれていましたが、どちらに共感しますか?
両方経験があるので、どっちも共感できます。

ーーすれ違った瞬間に恋に落ちるような?
そういうこともあるだろうし、例えば、ある人と知り合って、その帰り道、家までの岐路で、「今日のあの子べらぼうにタイプだな」と思う。それもひと目惚れのはじまりだと思うんですよ。

ーーちなみに、それはどんなタイプなんですか?
そんなにひと目惚れする回数も多くはないですけど、でもまぁ、僕はどちらかというと……、まぁいいやこの話は(笑)。

ーー気になる!けど今日はもう時間切れですね(涙)。ぜひ次回詳しい話を聞かせてください!
釣り堀の後は手が臭くなるんですね。手を洗って下さい。ありがとうございました!

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東出昌大 ひがしで・まさひろ

1988年埼玉県生まれ。2012年映画『桐島、部活やめるってよ』で俳優デビュー。第36回日本アカデミー新人俳優賞など受賞。9月1日にひとりふた役を演じた主演映画『寝ても覚めても』が公開になるほか、映画『ブリビア古書堂の事件手帖』が11月1日に公開予定。

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