ともすると、野暮ったくなりそうで、実は難しい正統派の美人メイク。モダンなポイントをつくるのが成功の秘訣でした。
ニッポン美人化計画:実は難しい正統派の美人メイク。モダンなポイントをつくるのが成功の秘訣でした
ブラウス ¥54,000(エリザベス アンド ジェームス | コロネット)/イヤリング ¥3,300(ランドシヌール | ビームス ウィメン 渋谷)/リング ¥73,000(シャルロット シェネ | エドストローム オフィス)
「すっぴんなので」とメガネをかけ、iPadを抱えて街中を歩いていた麻耶さん。
「文学少女的な格好で、美形を隠しているかのようでした。彼女がしているように、チャームポイントを曖昧にするハズしは、洒落て見せる技のひとつですが、今回はあえてストレートに美人を目指すことにしました」(UDAさん)
麻耶さんの初々しさを甘酸っぱい柑橘系のカラーに見立てて目元に。
「ピンクや赤も似合うけど、普段素肌でいることも多い彼女には肌に近い色がなじむようにも思いました。グラデーションではなく、アイゾーン全体からにじみ出るように使って、自然体の美しさを引き出します」(UDAさん)
さらに、麻耶さんが稀にメイクをするときに使うというワインカラーをマスカラでプラス。
「この色は、メイク感ではなくニュアンスとして溶け込むうえ、柑橘色をモダンに見せる。綺麗でいて、垢抜けたバランスをつくるポイントです」(UDAさん)
ベースメイクは素肌感が残るように下地とお粉で薄づきに。目元の主役は、オレンジ系カラー(3の下)。上下瞼の中央から外に向かって薄くなるように、目のひと回り外にある骨格の窪んだゾーンに広く伸ばす。目のキワには、赤みブラウン(3の上)を塗ることで、目元を引き締めつつ、目とオレンジの境を和らげてなじませる。睫毛にはワイン色のマスカラ(1)を。色をきちんと発色させるように重ね塗りしつつ、重くならないよう丁寧に塗る。眉は、眉頭から眉山に向かって徐々に濃く、眉山から眉尻に向かって薄い自然な眉のグラデーションに足りないところのみをパウダー(2)で補う。ネイルは、麻耶さんがいつも口紅に使っているのと同系色のボルドー(4)をセレクト。
- 1
ブラウン系のボルドー。濡れたようにつややかに発色。コフレドール Wカラーマスカラ&ライナー #01 ¥2,800*編集部調べ、限定発売中(カネボウ化粧品)
- 2
ふんわり立体感が出て自然な眉に。ナチュラグラッセ アイブロウパウダー #02 ¥3,200(ネイチャーズウェイ)
- 3
ノンパールのマットな質感。繊細な粒子で肌に吸い付くようになじむ。ザ・ブラッシュ 上 #Forbidden City/下 #Stylish 各¥2,800*1/5発売、上のみ限定(アディクション ビューティ)
- 4
透明感のある仕上がり。自爪にやさしい処方。ネイルポリッシュ #74 ¥1,800*1/1限定発売(THREE)
メイクアップアーティスト。雑誌・広告のファッション&ビューティや著名人を手がけるほか、舞台のメイクプランニングも。本企画ではディレクションから担当。作品のアーカイブも見られるHPがオープン! uda-kesho.com/top
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