長い冬が明け、気温や環境の変化に何かと悩まされる頃。この新しい季節にふさわしいフレッシュな肌を手に入れるためには、スキンケアも衣替えを。美肌づくりに精通したドクターのアドバイスとともに、最新のラインナップをお届け。
「保湿力・ベースメイク発想・自然派コスメ アイテム」2018年最新スキンケアでつくる春肌
水由来のアイテムで
保湿力を強化せよ!
即時に肌の透明感を引き上げたいなら、とにもかくにも水分チャージ。肌に水を巡らせて蓄える新処方を。「角質層が水分でひたひたになると、その場で肌がトーンアップするばかりかキメも整って見えるもの。さらに肌がゆらぎにくく、健やかな状態に」(「ウォブクリニック中目黒」総院長 髙瀬聡子先生)
左: 肌とよく似た保水システムを持ち、過酷な環境でもたっぷり水を蓄える多肉植物「セイロンベンケイ」に注目。気温の変化や些細な刺激で日に何回も起こりうる、肌の水分流失を食い止めて。イドラ エッセンシャル インテンシヴ セラム 30ml ¥7,200(クラランス)
右: 肌に効率よく水分を浸透させ、潤いが滞りなくめぐる良循環を構築する。そんなコンセプトのシリーズに化粧水がラインナップ。水由来の澄みきった明るさが満ち満ちる。モイスチャー サージ ハイドレーティング ローション 200ml ¥5,000*3/30発売(クリニーク)
ベースメイク発想の
スキンケア、現る
メイクアップと合わせることで、その保ちを高めてみずみずしさやツヤが美しく息づくように。そんなふうに計算されたコスメが、新たなムーブメントを起こす。「ベタつきを嫌わず、潤いはたっぷり丁寧に補給して。きれいなメイクは健康な肌あればこそ」(髙瀬先生)
左: メイクの仕上げにスプレーして肌に濡れたようなツヤをオン。トップ シークレット セッティング グロウ スプレー 100ml ¥6,000*3/2発売(イヴ・サンローラン・ボーテ)
中央: “魅せるスキンケア、秘めるベースメイク”のコンセプトがユニークな今季のルナソル。ジェルにオイルを閉じ込めたこの美容液は、ファンデーションのノリを高めて水を放ったかのように。ルナソル ポジティブソリューション 30g ¥5,000*2/23発売(カネボウ化粧品)
右: 肌の水分と油分のバランスを整えつつ、おしろい効果で毛穴の目立ちやテカリを予防。スキンケアでありながら下地以上の仕事をこなす朝用乳液。エリクシール ルフレ バランシング おしろいミルク SPF50+・PA++++ 35g ¥1,800*編集部調べ*3/21発売(資生堂)
“肌に合う”を感じる
自然派コスメが続々
私たちのルーツに訴えかける、日本製や日本ならではの原料を使ったナチュラルな製品が今季は目白押し。「天然素材を生かしたスキンケアは、ピュアゆえに肌質によっては刺激になることも。香りや手触りが感覚的に『好き』と思えるものなら大抵OK」(髙瀬先生)
左: コメ胚芽がキー成分のオイル美容液。驚きのサラサラ感で肌を引き締め、柔らかく耕す。バランスショット コンセントレイトオイル 20ml ¥3,000*2/16発売(アウェイク)
中央: 北海道で年に一度だけ蒸留するエゾヨモギをはじめ、厳選された15種類のハーブエキスをこの1本に凝縮。毎日のお手入れにはもちろん、日焼け後のほてりや虫さされ、頭皮のケアなど、全身にマルチに使える。shiroハーブケアウォーター 80ml ¥7,400(ローレル)
右: アジア産の原料と日本製にこだわった新ブランド。イランイランやティーツリーのオイルを配合したクレンザーは、肌をトリートメントしているような感覚でメイクオフできる。DAMDAMノーマッズクリーム ピュリファイングクレンザー 100g ¥4,200(SEVEN DAYS)
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髙瀬聡子先生
「ウォブクリニック中目黒」総院長。多くの美容医療の施術を手がけるほか、自身のスキンケアブランドを立ち上げるなど女性にとって頼れる存在。
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Photo: Satoshi Yamaguchi Illustration: Akiko Tokunaga Text&Edit: Yukiko Ogawa