2020年1月15日(水)から2月4日(火)までの期間、「銀座 蔦屋書店」の店内のイベントスペースにて開催される岡田杏里の個展。日本とメキシコを拠点とする彼女ならではの視点で制作された作品が並ぶ。
メキシコと日本を感じる、岡田杏里の個展『El yo y el Yo』が銀座 蔦屋書店で開催

これまでの作品と新作を披露
「銀座 蔦屋書店」の店内のイベントスペース「GINZA ATRIUM(ギンザアトリウム)」にて、2020年1月15日(水)から2月4日(火)までの期間、アーティスト岡田杏里の個展『El yo y el Yo(エル・ジョ・イ・エル・ジョ)』が開催される。また、1月15日(水)に開催予定のオープニングレセプションでは、岡田本人による作品プレゼンテーションも行われる。
現在、日本とメキシコを拠点に活動する岡田。国内外での個展、グループ展、滞在制作の他、2014年以降は壁画アートプロジェクト「ヘキカキカク」を通じてメキシコ、グアテラマ、ネパールなどの世界各国でパブリックアートとしての壁画を制作するなど、多方面で活躍している。「現実と幻想」、「現代性と土着性」をテーマに、現代社会への違和感や現実世界で起こるさまざまな事象、訪れた土地の文化や風習、非日常の風景、先住⺠の神話や詩などを行来しながら、タブロー(板絵やキャンバス画)、壁画、インスタレーション作品の制作を行っている。
「月出に潜る」2018 227×227×4 cm キャンバスにアクリル絵具
今回発表する個展のタイトルは、スペイン語で「わたしとわたし」を意味する『El yo y el Yo(エル・ジョ・イ・エル・ジョ)』。光と闇、内側と外側など相反する事柄を作品に表すことで、そこから新たな物語が生まれるのではないか、という岡田の根底のテーマを一望するように、会場を埋め尽くほどの圧倒的な作品数で岡田のこれまでの作品と新作を発表する。
「砂漠の花」 2017 80×90×3 cm キャンバスにアクリル絵具
滞在しているメキシコでの生活を通じて、「同じ空間の中に原始の世界から現代社会までが共存し、街中でもジャングルの村でも、時折幻を見ているかのような不思議な気分になる」と語る岡田の作品には、メキシコの風土と文化から受けた影響が見られる。この機会に是非、その世界観を実際に体感してみて。
個展の詳細はこちら。
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岡田杏里
1989年埼玉県生まれ。2013年に東京藝術大学 美術学部 絵画科 油画専攻を卒業後メキシコへ渡る。現在は、メキシコ国立自治大学(UNAM)博士課程に在籍。
【岡田杏里 個展『El yo y el Yo』(エル・ジョ・イ・エル・ジョ)】
日程: 2020年1月15日(水)〜2月4日(火)
時間: 10:00~22:30
場所: 銀座 蔦屋書店 GINZA ATRIUM(店内イベントスペース)
住所: 東京都中央区銀座6丁目10-1 GINZA SIX 6F
Tel: 03-3575-7755
Text: Kurumi Fukutsu