待ちに待ったフェスシーズンが到来し、フジロックも今週末ついに開催。現地で思い切り楽しむためにも、持ち物の準備は抜かりなくしておきたい。今年もフジロックに参加するという、外資系コンサルタント会社に勤務しながら、DJとしても活動するラヴロック 佐祐里さんが厳選した10の持ちものを公開。
準備はOK?フジロック持ちものリスト10 〜ラヴロック 佐祐里さん

ラヴロック 佐祐里さんのセレクトは、フェスに行きなれた"通"の技が光る。
「まず、高価なものは一切持っていかないこと。それからシンプルイズベストで、なるだけ荷物は少ないほうがいい。知恵を働かせて、なんやかんやでサバイブできる。ただし、持ち物の機能性は妥協しないほうがいいと思う。身軽でフットワークが軽いほうがイベントをストレスなく楽しめるので」
クライムジャケット
「渋いブルーにオレンジのカラーリングがお気に入りのジャケット。防水でも、脇の下にジップがあるので暑くなったら開けることできる通気性もおすすめの理由。意外と雨が降った後の山は蒸し暑いことが多いので、この機能には助けられる場面が多い」
ヴィンテージのTシャツ
「あえてフジロックと関係ないミュージシャンのTシャツを着るのがマイポリシー(笑)。Misfitsも絶対に出演しには来ないけれど、愛着があるバンドTシャツなので外せないアイテム。かれこれ10年以上は着古して、ボロボロだけど安全ピンなどで補修しながら着ている」
ウェストポーチ
「小さいのに必需品が全て入り、完全防水。お金も携帯も守ってくれる上に見た目もヴィヴィッドな色合いで手放せないお気に入りの一品。もともとは同じ色の防水ジャケットとセットだったのですが、現在はこれだけが生き残りで使い続けている」
サングラス
「高価なサングラスではなく、1000円以下の潰れても無くしても問題ないものを持っていくようにしている。その年の気分によって買って持って行くのが、ここ数年のルーティーン。去年はレオパードの柄のもの、今年はブラックをチョイス」
スニーカーサンダル
「蒸れないし、さっと履きやすい。足がずぶ濡れになっても、違和感がなく履くことができる。爪先は保護されているので、人混みの中で足を踏んづけられても大丈夫。おかげで、ライブ中も足元を気にすることなく思い切り楽しむことができる」
チリーパッドクールタオル
「水に浸すと冷えてくれるタオル。暑い日に首に巻くとひんやりとした感触がクールダウンに最適。汗も一緒に吸収してくれる優れもの。時間が経ってぬるくなったらまた濡らせば再利用できるのもいい」
ジップ付きビニール袋
「雨に濡らしたくないので、スマホとお金のプロテクションのための必需品。Sサイズは小銭用、Mサイズはスマホ用にぴったりのサイズ。この某インテリアショップのオリジナルブランドのものを愛用中」
オリジナルの虫除け
「無水エタノールにハッカ油とティーツリーを混ぜた自家製の虫除けを事前に作って現地へ。虫はそこまでいないけれど、あると安心。(虫に噛まれると酷いことになった経験があるので!)風が吹くとひやっと清涼感もあって、暑い日は気持ち良い。香りも好み」
スカーフ
「ジュエリーやピアスは絶対に失くしたくない。なので、スカーフを頭に巻いてアクセサリー代わりに。日差しも避けられるし、寒くなったら肩にかけることもできる応用が利く便利なアイテム」
ショートパンツ
「いい感じの色落ち具合のショートパンツ。ブルーデニムもいいけれど、ブラックの方がコーディネイトはしやすい気がする。荷物が少ないことが信条なので、着まわししやすいことも持ち物選びの重要なポイント」
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ラヴロック 佐祐里<br />
デザインコンサル会社のデザインリサーチャー。日本人と英国人の親の元生まれ、人生の半分半分を日本と英国で過ごす。大学はロンドンで過ごし、人類学を専攻。趣味は人間観察で、音楽はDJとして活動するくらい好き。
Photo: Kaori Ouchi Text&Edit: GINZA