オンラインが便利になってきた世の中だけど、お店の空間には、オーナーのこだわりが詰まっている。ヴィンテージの洋服と+αな魅力がある東京の古着屋さんへ。今回は、家具から食器、フラワーベースまで、日用雑貨も取り扱う吉祥寺の「ガーニッシュ」。
家具や食器など日常を彩るアイテムが並ぶ「ガーニッシュ」。+αが楽しい、東京の古着屋案内

10年前に吉祥寺の中道通りに移転した「ガーニッシュ」は、2021年4月に15周年を迎える。老舗の古着屋「デプト」でノウハウを身につけたオーナー・菅原太一さんが独立してはじめたお店だ。料理の付け合わせを意味する名前の“ガーニッシュ(garnish)”のように、日常に彩を添えるものをコンセプトとして、アメリカで買い付けたあらゆる品々を取り揃えている。服は、レディスをメインに、3割ほどメンズ、そしてキッズアイテムも。そのほか、アクセサリー、食器、家具、フラワーベースと、とにかくバラエティ豊か!中には、インテリアとなるラグ、ドア、ランプシェード、時計など…挙げ始めるときりがない。
生活に取り入れやすい
シンプルなデザインの食器や家具
入り口付近の食器棚には、お皿やカトラリー、マグカップが並ぶ。定期的に仕入れている鍋も現行販売されている商品と比べると、ディテールのちょっとした違いが面白い。
奥の階段を登っていくと2階は、チェストやテーブル、ソファなどの家具が収まった部屋に。「格好良いと思ったら買ってしまいますが、基本的に大きさは、日本の住宅事情になるべく合うものを仕入れています」と菅原さん。その結果、シンプルなデザインのものなど、部屋にスッと馴染んでくれるものが多い。ほかには、扉や棚の取手のパーツも販売。「既製品でも、これを付けるだけで雰囲気が大分変わります」と、DIYを楽しめるアイテムだ。
「アメリカは、いろんな国の人たちが集まっているからこそ、ヨーロッパのものまで買い付けることができます。工業的でなく人の手が入っているのを感じられるのが“古いもの”の魅力と思っています」と菅原さん。
「garnish」
住所: 東京都武蔵野市吉祥寺本町4-1-2
Tel: 0422-21-2707
時間: 13:00~20:00 *緊急事態宣言下では19:00まで。
定休日: なし
Photo: Wataru Kitao Text: Nico Araki