今や、さまざまな国から訪れる外国人が増え、インターナショナルな雰囲気を醸し出すようになった日本の首都・東京。たくさんの出会いや発見があるこの街で、スタイリストの矢内麻友がひと目で惹かれた日本人や外国人をスカウト。彼らのパーソナリティや個性を知り、活かしながら、今季の旬なアイテムを使ってスタイリングして変身させます！
👗FASHION
スタイリスト・矢内麻友が、街ゆく人をパーソナル・スタイリング!「The LOOK」vol.1 Claudia and Harald
Claudia Kniely
（クラウディア・クニーリー）
年齢：27歳
職業：生命工学の学生
出身地：オーストリアのグラーツ
あなたにとって人生の楽しみや、人生において大切なことは？：
私にとって人生は、自分に合った生き方を見つけることです。健康も大切。バランスよくいることは、自分のゴールを達成する上でもベースとなる大切なことです。また、良き理解者であるパートナーのハロルドといることで、私のライフスタイルも完全なものになっています。
あなたにとって日本の好きなところやもの、ことは？：
日本の好きなところは、みんながお互いに思いやりを持ち、尊敬しあっていること。クオリティが高く、よく考えられた商品が買えること。自転車やバイクで日本を探索するのも好きです。
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彼女たちの住む家の近くにある、イタリアを彷彿させるような庭園と今季のエムエム6の花柄のヴェルヴェットワンピースは絶対に似合う！ と直感で選びました。ハラルドは1枚で似合いそうなポロ ラルフ ローレンのタートルネックとパンツでクラシックにキメてもらいました。
（左）Harald：タートルネックセーター￥17,000、パンツ￥20,000（ポロ ラルフ ローレン｜ラルフ ローレン）／シューズ✳スタイリスト私物（右）Claudia：ドレス￥40,000、レギンス￥32,000、シューズ￥89,000（エムエム6 メゾン マルジェラ｜エムエム6 メゾン マルジェラ オモテサンドウ）
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彼女たちの住むマンションのロビーでも撮影。モダンなロビーでいつも２人で談笑するような雰囲気の中で撮影しました。クラウディアにはアニマル柄を、ハラルドには90年代のMOSAIC web browserのプリントTシャツとリーバイスの501、そして青のシャツをコーディネート。
Claudia：中に着たハイネックニット￥30,000（ジョンスメドレー｜ビームス ハウス 丸の内）／カットソー￥33,000、スカート￥55,000、ブーツ￥162,000（エムエム6 メゾン マルジェラ｜エムエム6 メゾン マルジェラ オモテサンドウ）／チョーカー￥21,000（アン ドゥムルメステール｜Pred PR）
Harald：T-shirts￥8,800、パンツ￥4,800、ベルト￥7,800（ラボラトリー｜ベルベルジン®）／シャツ￥13,000（ユナイテッドアローズ｜ユナイテッドアローズ 原宿本店）
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ワンピースは、彼女にぴったりな色で、絶対に似合うと思い、スタイリングしました。花柄のタイツは今回、エムエム6のドレスでも花柄を使用しているので、リンクさせるのがおもしろいと思い取り入れました。
ワンピース￥28,000、ストッキング￥6,000（アクネ ストゥディオズ｜アクネ ストゥディオズ アオヤマ）
渋谷で歩いている2人をキャッチ。
自然体でいる姿と笑顔が素敵な印象でした。
スタイリスト 矢内麻友のコメント
「クラウディアとハラルドの2人を見たとき、知性と品性を感じたので、声をかけました。クラウディアは坊主に近いヘアが逆に彼女の美しさを強調し、バランスが取れているのでエッジィな服も難なく着こなせそうと思いました。彼女自身は普段、私がスタイリングするような格好はせず、上質でシンプルなものを選ぶようです。こだわりのある彼女なので、強めのスタイリングも美しく着こなしてくれました。一方のハラルドは、大人の男性なので良質なもの、時を重ねてきたものが自然に着こなせる人。撮影中は、お互いのキュートな一面も見ることができました。目がハートになっているような顔でクラウディアを撮影するハラルドの姿は、忘れられません」
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矢内麻友
やうち・まゆ≫ 1984年生まれ。 大学卒業後、渡英。帰国後は、 吉田佳世さんに師事し、2016 年独立。ヴィンテージをこよな く愛し、コンテンポラリーなム ードをミックスするのが得意。
Styling:Mayu Yauchi
Photo: Haruki Matsui
Edit&Text:Kurumi Fukutsu
