デンマーク出身で、現在はベルリンで人気のオンラインショップ〈outofuseberlin〉を営むSissiとPatの二人。ファッションウィークにあわせて、ショーや蚤の市などパリを楽しんだ滞在記を、写真とともにお届け。
SissiとPatのパリダイアリー
2024SSコレクション中にパリを巡る
Day 1 and Day 2 / Arriving in Paris
月曜日。パリにはドイツから8時間のドライブのあと、日が暮れて空がピンク色になるころに到着。楽しみなファッションウィークに備えて、2つのスーツケースには私達が好きなアイテムがたくさん詰め込んである。
火曜は、朝早くからはじまった。街に飛び込み、旅することへ飢えていた。クロワッサンをテイクアウトして、10分ほど街を歩きながら、パリの賑わっているエリア、ル・マレのペレ通りにあるカフェ”Dreaming Man”へ向かった。正直なところ、パリで美味しいコーヒーを飲むことは簡単ではない。”Dreaming Man”では、店内か外での飲食を選ぶことができる。とてもちいさなこのお店は、いつも混雑している。だけれど席につけば、陽の光を浴びながら、朝の素敵な時間を楽しむことができる。
朝食、ランチとくつろいだあと、翌日のショーのため、Marniのフィッティングへと向かった。事務所につくと、ファッションウィークならではの賑わいを感じることができる。たくさんの人がさまざまなショーのためにフィッティングへとやってきている。わたしたちは見知った面々でもあるミラノからきたマルニチームに迎えられた。最新コレクションでラックがいっぱいになった部屋に通され、ショーへ着ていくために好みのルックを選んでいく。Patは東京で披露されたランウェイショーのピースから、クロップドショーツと黒い水玉のブレザーに決めた。それに、同じく黒いドットが施された白いブーツをあわせた。わたしたちカップルの好みはとてもにている。Sissiは同じく東京でのコレクションから、ドットのトップを選んだ。そして、ワイドパンツとあわせた。フィッティングの時間は会話やたくさんの試着、ハグや笑いで過ぎていく。Marniではいつもこのような特別な雰囲気がある。
フィッティングのあと、ホテルへ歩いて戻った。そうすると街にはいろんな見どころがあることに気づく。建物は素晴らしく、デコレーションされたケーキを連想させる。
夜には、マルニのスタイリングも手がけるスタイリストのBe Williamsに会った。いつもはLAに住んでいて、ファッションウィークのためにやってきた。Beとともに、お気に入りのワインバーのLes Oeilletsへ。そこでは、毎週新しいメニューを提供してくれる。
Photo, Text_Sissi, Pat Cooperation_Aiko Ishii