パーカ、ジャケット、パンツ…。毎日のようにジェンダーレスファッションを楽しむ賢者をスナップする企画「メンズ服が似合う人」。 メンズ/ユニセックスの服を選ぶ独自の哲学とは?
ダンサー yurinasiaのメンズ服の取り入れ方
「ダンスの技がより大胆に見えることもあるんです」
yurinasia
ダンサー、コレオグラファー

shirt_NIPOALOHA
pants_ROKKAN O.C.
「メンズの服って、ワンアイテムの力が強い。羽織って、はくだけでナチュラルにおしゃれな感じが出せるというか。キャップとシャツで強くなるので、昔から男の人がうらやましかった。だから着飾らず、1枚で決まる服が好きです」
そう魅力を語るyurinasiaさんがメンズを着るようになったのは、15歳で本格的に始めたダンスがきっかけだ。
「表現したい踊りによって、タイトなシルエットとオーバーサイズの2パターンを買っていました。基本は服から入るんです。今日はこのアイテムを着たいから、それに合う楽曲と振り付けにしようって。4年前にVaundyの楽曲で踊ったjABBKLABのYouTube動画では、前日にチンピラ系の映画を観たので、動きもそのイメージで、シャツも柄物を選び、完全に影響を受けています(笑)。今日の〈ニポアロハ〉もですが、ガラが悪そうだけどシルクなどの上質なシャツが好き。〈ロッカン O.C.〉のパンツは足が長く見えますし、男性ものだとダンスの技がより大胆に見えることもあるんです」
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yurinasia
ユリナジア>> 毎週金曜SNSに投稿されるダンス動画が国内外で話題に。夫でブレイクダンサーのayumuguguとダンススポットjABBKLABを地元・水巻町で主宰。MV、CMの出演、振り付けなど精力的に活動中。
Photo_Wataru Kitao Text_Mika Koyanagi