中央通りと晴海通りが交差する銀座四丁目交差点を中心に、道路が碁盤の目に張り巡らされ、整然とした雰囲気の銀座の街。しかしその下には、無数の地下道が走り、それらがつなぐ地下ダンジョンでは、美味なる味わいを提供する店が、続々とオープン中だ。また銀座で奮起するのが、路地奥などにある、小さなスペースを生かした個人店。これら、地下の店と小さな店。銀座の奥の奥座敷とも呼ぶべき場所で、今日も美味しさが紡がれている。#銀座の地下&小さな店
🍴FOOD
「台北麻辣湯」美味しさの決め手は有機トマトの甘味と酸菜
銀座の地下の店 vol.5

台北麻辣湯
有機トマトの甘味と酸菜が、美味しさの決め手
「有楽町イトシア」地下1階に店を構え、化学調味料を一切使わない、手のひらサイズのカラフルな肉まんで知られる「TOKYO PAO」。その中に2025年4月、「台北麻辣湯」が併設オープン、昼時は行列ができる人気ぶりとなっている。評判の秘密は、しっかりと煮出した薬膳スープと有機トマト、酸菜(中国東北地方発祥の白菜の乳酸発酵漬物)、唐辛子が醸す、旨味×辛味×酸味の三重奏の美味しさ。辛さが6段階から選べるこの麻辣スープ。麺は春雨細麺、春雨平麺、百頁豆腐(台湾の押し豆腐)の3種から、トッピングは煮卵(+¥180)や水餃子(+¥220)など21種から選択が可能だ。麻辣湯だけでも満足感が高いが、追加で肉まんを付けるのもおすすめ。
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Photo_Kazuharu Igarashi Text_Koji Okano
