中央通りと晴海通りが交差する銀座四丁目交差点を中心に、道路が碁盤の目に張り巡らされ、整然とした雰囲気の銀座の街。しかしその下には、無数の地下道が走り、それらがつなぐ地下ダンジョンでは、美味なる味わいを提供する店が、続々とオープン中だ。また銀座で奮起するのが、路地奥などにある、小さなスペースを生かした個人店。これら、地下の店と小さな店。銀座の奥の奥座敷とも呼ぶべき場所で、今日も美味しさが紡がれている。#銀座の地下&小さな店
🍴FOOD
「Ginza Machi Pon」どんどんとワインが進む、美味なアテが勢ぞろい
銀座の小さな店 vol.2

Ginza Machi Pon
どんどんとワインが進む、
美味なアテが勢ぞろい
路地に面したカウンター10席、テーブル1卓の細長い店に、2024年3月の開業以来、酒豪自慢のワイン好きが夜な夜な集まる。訪問すると、ついグラスを2杯3杯と重ねる、いやボトルまで開けてしまうのは、料理とワインが美味なだけでなく、価格設定が良心的だから。つまみは「長芋の池ちゃん漬け」(¥300)に始まり、「三種の炭火焼きソーセージ盛り合わせ」(¥1,380)、パスタも1000円台前半。ワインもナチュラルワインだけにこだわらず、手頃な値段の銘柄がそろう。懐深きワインバーの主が、近所にあって23年に閉店したワイン居酒屋「ポン・デュ・ガール」出身の池田崇之シェフとソムリエの真知子さん夫妻。名店の灯を受け継ぎつつ、よりワイン好きを虜にする店に変貌中だ。
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Photo_Kazuharu Igarashi Text_Koji Okano
