今、私にはやってみたいことがあるのです。それは、「恵比寿ガーデンシネマ」で、『美しい夏』を観ること。この映画館のムードと作品が合っている気がするのです。ワインも頼んじゃうつもり。
でも、どうしましょう。作中でワインが出てくるのは、ある程度話が進んだ後です。それまでに、飲み終わってしまう気がしてなりません。かといって、2杯は多すぎですよね。なにアホな心配をしているのでしょうか? それくらい、好みなのです。
『美しい夏』に出演している、おとめ座生まれの俳優ディーヴァ・カッセルが美しいのです。『マレーナ』で主人公を演じたお母様のモニカ・ベルッチも「イタリアの宝石」と称された美貌でしたが、娘のファム・ファタルぶりに揺さぶられます。
本作品で面白いのは、異性よりも同性に強く作用すること。この辺りの描き方が絶妙で異性は「キレイなコ」「あと腐れのないコ」程度の評価で、別に執着しないのです。でも、ディーヴァ・カッセル演じるモデルのアメーリアと出会った、16歳のヒロインの運命は変わってしまう。本当に美しい映画でした。
