姉妹でものづくりをしている「olive」による連載。季節を感じる衣と食の話を、二人が交互に綴ります。今回は日頃から親交のある前田エマさんと手を動かしたり、ゆったりとお茶会をした様子をお届け。前回の記事はこちら。
姉妹でつづる好日日記 vol.7
「ゲストを呼んでお茶会 前田エマさん」
連載第7回目は、oliveにまつわるゲストをお呼びする会を開催。モデル、エッセイなど幅広く活動している前田エマさんと、一緒にイベントした時のことや、ものづくりについてお話しさせていただきました。
まずは、3年前に一緒に作ったオリジナルワンピースにリボンを縫いつけながら、当時のお話を。
前田エマ(以下、エマ) 元々お裁縫教室に通っていて、次はワンピースを作りたい!と思っていた時に先生が体調を崩されてしまって…。パターンの本を買ってみたけれど初心者には難しかった。それでひとみちゃんに教えて欲しいと連絡をしたのがきっかけだったね。
ひとみ エマちゃんが自分の作りたいワンピースのデザインを描いてきてくれて、それを元にパターンから一緒に作ったんですよね。3回くらい家に通ってもらって、縫う工程もエマちゃんがほとんどやりました。
エマ お気に入りのポイントは袖とスカートがふわっとしているところ。パターンは本当に大変だった。数学的で何を言っているかわからなくて(笑)。
ひとみ 私もパターンは苦手です…。でも型紙をとっておけば、形をちょっとずつ変えて作ることもできますよね。このワンピースの改善点や次に作りたいアイテムとかありますか?
エマ 「もうちょっと後ろのあきが深い方が着やすいなぁ」とか、「旅行の時に持っていきやすいシワにならない素材の方がよかったな」とかいろいろあるよ!でも、私はとにかくワンピースが好きだから次作るとしてもワンピースがいいな!
ひとみ はじめてだったから、なるべく難しい工程を省いて袖口をゴムにしたり、後ろはスラッシュあきにしてボタンで留める作りにしたんです。ファスナーの付け方も一度覚えてしまえば簡単だから次チャレンジしてみましょう!生地選びもなかなか難しいですよね…。
エマ かわいい生地があってもワンピースに向いているのかわからなくて。この生地もひとみちゃんに電話しながら買った気がする。
ひとみ ほんとはキルティングで作りたいって言ってましたよね。でも最初だから縫いやすさ重視で薄手の綿素材を提案しました。かわいい生地屋さんもたくさんあるので今度一緒に生地屋さん巡りしましょう〜!
Text&Photo_olive Edit_Tomoe Miyake