ちょっとマニアな郷土料理店から、最新のスパイスバルまで。この夏訪れたい、とっておきの店の、刺激的なお皿をセレクト。
スパイシーなもの食べたい! – Matsushima「黒猫夜」出身シェフのマニアックな中国郷土料理

* 鮮魚の塩酸菜あんかけ*
魚は、メバルやスズキなどその日のもので。夜のおまかせ ¥6,500のコースの一品として2日前までに要予約。
マリネの塩気と唐辛子の辛味、ギュギュッと搾った
ライムの酸味が三位一体となった鶏料理。 ¥1,400
牛もも肉で作ったビーフジャーキー、ジャガイモ、香菜の茎をスパイスで炒めた、辛味の効いた肴。¥600
どの皿も見るからにお酒がすすみそう! それもそのはず。マニアックな中国郷土料理と中国酒が評判の「黒猫夜」で、オープン時から料理を作ってきた松島由隆さん、待望の独立店なのだ。揚げたメバルにたっぷりかかるのは、貴州省の漬物“塩酸菜”や発酵唐辛子などで作るあん。漬物の酸味や塩気と、唐辛子の辛味が怪しくからみ合って、あんだけでもとびきりの肴。自家製のビーフジャーキーで作るプイ族の炒め物は、辛味とクミンの香りが後を引く。松島さんが現地を食べ歩き、現地の料理書を紐解いて再現する郷土料理の数々は、珍しい紹興酒と。
空間と料理のギャップも面白い。